【おそ松さん】影でもいいから/カラ松 ページ17
フルイケボイスで脳内再生しておたのしみください。
ー
「うぅ、っく、っ、」
私は物陰で1人泣いていました。
理由は説明すると長いので説明したくありません。
私の家はありません。
理由はそのうちわかるかと思います。
「ねー、今度遊ばない?」
「えー。でもこの前遊んだばっかだよー?」
私の前を女子高生2人組が通り過ぎました。
私には友達もいません。
「ニャー。」
黒猫が私の隣の小道から出てきます。
「シャーッ」
その猫は私を見て思い切り睨みます。
でも、もう慣れています。
多分、これが私の毎日だと、認識しています。
なのに、私は。
ーーーー
「.....ぃ、おい、」
「・・・?」
いつのまにか私は眠っていました。
誰だか知らないけれど、なんだか男性のようです。
「こんなところで寝てたら風邪ひくぜ?」
「.....ここは、私の家です。」
「そんなこと言わずに_____。俺の家に来ないか?」
その人はつり目の特徴しかあまり目立たない人で。
なのになぜか私の心はあなたのことを見ている。
これはなんでしょうか。私にはわかりません。
「あなたの、家。」
「ああ。六つ子だからちっとうるさいかもだが。」
六つ子なんていたんですね。
「でも、私、きっと迷惑かけちゃいます。」
「大丈夫だ。むしろ俺らの方が迷惑かけるかもな。」
そう言って笑うあなたは無理に笑っているみたいに見えた。
「本当に、いいんですか?」
「ああ。」
「こんな、私でも_____」
私は名前も知らないのに、あなたの言葉を信じて、
手を伸ばして笑うあなたのその手を、とった。
ーーーー
「・・・あ、カラ松!」
「A、ただいま。」
「今日は一松さんに何かされましたか!?」
「心配ねーって・・・」
「でも、私はカラ松のお嫁さんです!兄弟からカラ松を守らなくちゃっ!」
今、私はすごく幸せです。
もう昔は忘れた。
でも________
「前より、笑うようになったな。」
「えっ?」
カラ松が私の頭を撫でる。
あなたと出会ったことは、永遠に忘れないから。
「愛してるぜ、A。」
約束をした。
「私もです。」
私は、あなたを忘れないと。
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ミネストローネ(プロフ) - 面白いですね!お気に入り登録しました! (2019年10月4日 18時) (レス) id: 6466f96ebf (このIDを非表示/違反報告)
NAME - はじめまして!ACVDのお話(それも財団の!)が見れてとても感激しています!愛おしい財団や戦闘への執着から開放されたマギーちゃんが見れて幸せです、素敵な作品を有難うございました!陰ながら応援させて頂きます…! (2016年9月14日 13時) (レス) id: dc80bdbe51 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» 続きあげました!! ちゃんと甘くなってるといいな・・・。 (2016年2月18日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
紫炎 - 番頭ォォォォオォォォォオ(( ありがとうございました!!続き書いてくれるんですか…!?か、神がいる← 本当にありがとうございました! (2016年2月10日 23時) (レス) id: 7a931205dd (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» できました。...あまり甘めではなかったかも知れないです。よければまた今度続きを作らせてください! リクエストありがとうございました! (2016年2月10日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
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