キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

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……となりの坂田。……








13歳。







僕の中でまだ新しい記憶


せいぜい、三年前ぐらいの記憶








13歳なんて、まだまだ子供で


勉強に部活、それぐらいしか頑張ることはなかった気がする








恋人がいる人はそれなりに冷やかされて





まいにちバカみたいなことをやって楽しんで






そんな中で僕は普通に
毎日同じように

過ごしているだけ







なのに









『さかたって、周りに媚び売りつけて、誰にでも好かれるようなやつだよね。俺もああ言うやつキモくて嫌だわ』







なんて。




宣言どうりやっただけなのに




三年生の先輩でレギュラー。

実力もレギュラーに入るくらいだし

技術だけ見れば憧れとも言える







でも


『ごめんねー、俺今日用事あるわー』
とか

『俺の代わりに3本走ってきて』








部活には度々来ない

その癖して、先輩ヅラの上から目線







レギュラーに入りたい人はとうぜん沢山いるのに


こんな、サボり魔のせいでって考える人もいた




だから

『先輩。僕、今年中にレギュラー取りますね』






って、ちゃんと、本人の前で言った

宣言を果たすために毎日ガムシャラに頑張ったし







それなりのいい結果





『一年でレギュラーは、坂田だけだな！』




顧問もコーチもとても褒めてくれた







それが嬉しかったり
むず痒かったり







毎日楽しかったはずなのに





あの先輩の一言でこんなにも変わるなんて思ってもみなかった







クラスの子達が度々無視してきたり

ただ聞こえてないだけだって思ってたのに







直接

『
『『『お前みたいな周りから好かれるように媚び売ってるやつだれが話かよ、キモいんだよ』』』
』






て言われて

日に日に話しかけてくる人が減って




自分から話しかけても無視で。









僕は＿＿＿＿どうすればいいんだろ









自然に笑えなくて


泣いちゃって。

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