キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

席替え ページ7

｢はぁ……｣









黒板にはり出された紙をみてため息が漏れる
どの年齢になっても学生の楽しみといえば席替えもそのひとつ
幸福が訪れる人もいれは先生と席が近かったりして地獄行き。









｢なんで、こうなったかな｣









自分の席は安定の窓際、
動くこともなく、隣の人が変わるかなぐらい。
なのに、



なのに……









さ｢よろしくー｣









苦手とか、うざいとか、それ以上にめんどくさいやつらが。
浦田、坂田、志麻、瀬戸。
低身長、元気すぎる、めんどくさそう、ニコニコまん。
真面目に嫌だ。
視力落ちてくんないかな…









そしたら前の方の席に行けるのに…









先生｢じゃあ、時間も余ってるし……適当に班にして話といてくれー｣









そう言い残してめんどくさそうに教室を出た先生
あの、クソ教師め
何が時間余ってるだ。
授業しろよ。









グチグチ思いながらも机を班の形にする

ほんと、もう。









さ｢せっかく同じ班になったし、……ちょっと自己紹介しようよ｣


し｢俺らは前も同じ半やったやろ｣


せ｢でも若波さんは俺らの事しらんのちゃう？｣









興味もないし、やりたくもない。
しょーもないし、好き同じ班になったわけでもない。









｢キモチワル……｣









せ｢なんかゆうた？｣









ニコッと笑い聞いてくる
隣の席のやつ

この笑顔をキモチワルイ
愛想よく笑ってるみたい
全部計算済み見たいな顔

何が楽しくてそんなにニコニコしてられるのかが謎

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