キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

どう向き合っていけば ページ47

キモチワルイ



キモチワルイ









キモチワルイキモチワルイ









｢誰が？｣








お前が、








｢お前って？｣









若波A。







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








他人がキモチワルイじゃなかった。

自分だった。

自分がキモチワルイかった

自分が嫌いだった







｢＿＿＿＿は、もう嫌だ｣








自分が憎かったり

他人も憎かったり






そんな気持ちが降り混ざった




今まで考えは全部勘違いで


あんなにいい友達がいたのに

あんなにいい親だったのに







あんなにいい4人だったのに。









｢全部、手遅れなの｣







自分の勘違いでこんなにも失うものが多かったんだ






雨はだんだん強くなっている

それでも、まだ
雨に打たれていたくて







崩れる今まで考えが

これからの不安が。






今後どんなふうに自分に向き合えばいいの。

今まで、正直に向き合ったつもりだったのに


こんな、大事なことを知らなかったなんて。






家から出る時
親なんて言ってたっけ


中学を卒業する時

友達とどんな話したっけ

あれ。






なんにも、ない。








『＿＿＿＿は、寂＿＿＿＿いいか＿』
『A＿＿、また＿＿＿＿』







ちゃんと、思い出せない





あっ、







蓋してたんだ。

誰にも関わらないよう
他人の声が聞こえないように

蓋してたんだ。









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さ｢A……。｣

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