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―――4年前すり鉢街
「―――ねぇ?織田作…君が珍しく私に頼み事をいうから着いてきたが、一体何があるというのだい?」
「あぁ、もうすこしだ…」
それじゃ会話になってないよ織田作…と頬を掻きながら困っているような楽しんでいるような表情をみせる太宰治。当時18歳
そして、太宰の前を進み、すり鉢街の中心付近を目指すのはポートマフィア最下級構成員織田作之助である
この様な状況になったのは昨夜の話で、織田が太宰に
―――見せたいものがある。それをみてお前の意見を聞かせて欲しい
珍しい織田からの頼みであった為太宰は2文字で即答した
只管織田に着いてく太宰は織田がどんなものを見せてくれるのかと昨夜から楽しみにしていたのである
中央に付近にくると織田がピタリと足を止めた
それに比例して太宰も足を止める
「―――あれだ」
織田が指を指す方向を、どれどれ?と手を警れするようにして腰を曲げ目を凝らす大丈夫はそれを見ると直ぐに顔を歪めた
「―――あの子が織田作が見せたいって言ってたもの?」
織田が指さした方向には此処すり鉢街には似合わない容姿をした少女が佇んでいた
少女の服は見る限り薄汚れていてまともな生活が出来ていないのがよく分かる
だが、片手に竹刀を握り颯爽と歩くその姿はそんな事さえどうでも良くなるほど凛としていて見るものを圧倒させた
「―――確かに、あの少女は美しい。あと数年もすれば私好みの女性になるのは間違いないが…」
そこまで言うと太宰は言葉を詰まらせた
何故なら織田が唯女を紹介する為に自分を連れてくるはずがないからだ
「多分もう少しで分かる」
いつものポーカーフェイスで太宰を見返す織田に太宰もわかったよ、とだけ返した
また少女に目線を移すと少女の前に数人の男達が立ちはだかっていた
「―――なぁ、お嬢ちゃん?此処で何してるんだい?こっちおいでよ?」
ニタニタ笑う男に手を引かれ歩き出したがそれはすぐに止まる
―――何故なら少女の手を掴んでいた男が前に吹き飛ばされたからだ
んな!と飛ばされた方角つまり少女を驚愕した表情でみると竹刀は前に突き出ていた
『―――全く勘弁して欲しいものです。私これで今日5回目ですよ?』
溜息をつき男達に目線を送る少女はまるで呆れたと言わんばかりのものだった
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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時