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結局、あのまま別に何かが起きる訳でもなく
酔いが回り私達は眠った
五月蝿い彼は、同じベットにしよう!などとほざいていたので―――もし、夜貴方がベットに来るような事があれば女達を速攻で呼びますからね?
と、脅しておいた。
朝もいつもどうりの時間に起床し、ソファーで寝ていたはずの彼は勝手に台所を使って珈琲を淹れてくれた
まぁ、私が買った珈琲豆な上にうちの台所なのだけど…と思ったのは彼の淹れる珈琲が美味しかったので不問にした
彼も勿論仕事がある訳なので同じタイミングに家を出て、また数時間後に会おうねと、語尾にハートでも付くんじゃないかなと思うくらいに上機嫌且つ満足そうに家を後にしようとした彼は、あ…と何かを思い出したかの様に此方に身体を向け
―――行ってきます。と私の額に接吻を落とした
接吻するなり、スタスタと歩いていってしまう彼の後ろ姿を見ながら接吻された額に手を置く、だが私も仕事場に行かねばならない。
なんせ私も首領に聞かねばならない事が沢山ある為今日にかぎっては早めの出勤がしたいのだ
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首領の部屋の前に着くなり私は
有無を聞かずに部屋にズカズカ入り込んだ
『―――申し訳ありませんが首領…ご説明をしっかり承りたく参上しました』
「悪かったねAくん、太宰くんがこう出るとは把握出来ていなかったのだよ…」
眉を顰めながらいう首領に、それで?どう言った脅しを?と、私が首領に聞くと
「―――否、先日太宰くんから手紙が届いてね。
そこに記されてたのは我々上層部の人間の異能力及び、犯罪記録を君と同棲するのを許さないのなら軍警に突き出すと言ってきたものでね、流石の私もこればかりはどうしようもなかったのだよ。いずれそうなるとは思っていたがこうも早いとは…」
まぁ、何となく目星はついていたのだが―――なるほど…それをやられては非合法組織である我々は為す術もない。
『組織のこれからが関わる事です。仕方ないと言えば仕方ないのかも知れませんが…何故首領はこうなる事が分かっていたのですか?』
「―――簡単な理由さ、太宰くんがずっと前から君を狙っていたのさ」
―――は?だって、私達は昨日あったばかりのはず…それをずっと前から狙っていた…?
「4年前。太宰くんが嬉しそうに話していたのをよく覚えているよ、好みの女の子に会ったってね。
それが君だった訳さ…」
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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時