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彼と4年前にあった…?全く身に覚えがない。
私は3年前にマフィアに入ったので、4年前となると孤児で当たりを放浪していた頃だ。
「身に覚えがありませんね、私はマフィアに入る前でしたし…」
「私も詳しい話を聞いた訳ではないが、任務先でとの事だよ?詳しい話は太宰くんから聞くといい」
『―――お忙しい中、朝早くから失礼しました。
では、私はこれで…』
嗚呼、色々とすまなかったね。首領が最後にそう言ったのを聞き取ると
―――首領の命令とあらば仕事ですから。
とだけ私は瞼を薄めながら答えた
首領との話も終わり廊下を歩いていると小さな帽子が此方に鬼の形相を振り撒きながら向かってきた
「手前!!!A!!何がどうなってやがる!
ちゃんと説明しやがれ!」
『五月蝿い。朝からキャンキャン喚くな。
どうなってるか聞きたいのは私の方だ』
チッと、舌打ちをした後に中也は私の方に指を指しながら腰を折り曲げいった
「―――手前、警告はしたからな。もし、あの糞鯖が何かしでかす様だったら俺の所にこい」
「ふふふ、私の心配をしているの?中也。」
「ちっげーよ!タコ。俺は組織の事を思って…って話聞けや!!!」
「―――悪いね中也、生憎これから任務があるのだよ。困った時はそうさせてもらうさ」
中也が喋っている最中に歩き始めたAは振り向き何処と無く儚く笑いながら去っていった
Aは中也にこそ言わないがこのマフィア内で彼程信頼。否、親しいとでも言うのだろうか、彼女は唯一年下以外で中也だけにはタメ語だ。
それは決して彼を下に見ている訳ではない。
距離が近いからこそのこういったやり取りなのである
去っていくAを見て中也は帽子を深く被り直すと反対方向に足を進めた
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場所変わってここ武装探偵社では―――
「全く!!何を考えているのだ太宰!これから最悪の自体に備え万全の対策を取らねばならない時に敵の幹部と同棲を始めるなどと!!!!」
国木田の怒りはいつもものにヒートアップをかけている。なにせ、太宰が唐突に決めそれを事前に皆に話をした後直ぐにAの家に向かったので、言いたいことが言えぬまま一夜開けてしまったのだ
「怒ると寿命が縮まるよ?国木田くん。ふふ、早くAさんの所に帰りたいな」
なんて、だらしない顔をしている太宰に国木田はまた太宰に怒鳴り散らしたのだった
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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時