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『仕込みが済んでいる…?貴方一体何を言って―――』



「簡単な話私は現在探偵社の一員だ。つまり、ポートマフィアを監視する立場でもある…ここまでの口実を社員に話せばまず探偵社からは君と同棲する許可は得られたという事だ」



淡々と話す太宰さんだが問題はそこではない
裏切り者の貴方をうちの組織の誰が信用するというのだ。さらに幹部という立ち回りの私は部下達からの信用も損ねる訳には行かない
―――さぁ、どうするのだ




「マフィア側にも話はつけてある。まぁ、脅迫じみた事ではあるが君と同棲出来るなら何もしないと伝えている。そろそろ森さんから連絡でも来るのではないのかな?」



彼がそんな話をしていると私のケータイが鳴り出した。それを取ると―――嗚呼、Aくん。仕事終わりに悪いね…なんて首領の声が帰ってくる


詳細はまた後日話すからとりあえず太宰くんと暫く一緒に暮らしてくれまえ。とだけ話すと首領は電話を切った



私はいま唖然としている。
それをにこにことなんとも愉快そうな顔をして此方を見る太宰さんに私は言葉を詰まらせた


私の単独でどうこう出来る問題ではない。
首領命令という事もあり背く訳にも行かない…



―――嗚呼、姐様や首領、チワワ(中也)が皆揃えて言っていたのはこの事か…


後悔した所で遅いのだ。この男に目を付けられた時点で私に勝ち目はない、私の勘がそう言っている。



『―――やってくれたな青年。こんなに早く行動に出るとは私も思ってもいませんでした。』



思わず上がる口角。何も可笑しくないのに笑いが込み上げそうになる…



太宰がスタスタと此方に足を進ませると私の前で止まり



「ふふふ。愛らしいAさん?必ず私が君を堕としてみせるよ…」




私の片手を取り自分の口元に持っていくと私の手の甲に1つ接吻を落とした


私は彼の顔を見上げ目を細めながらいった









『―――もう一度言おう。やって見給え青年
簡単に事が運ぶと思ったら大間違いですよ。』



ふふ、流石私の見込んだ女性だ、という太宰さんは私の手を引き家に入って行ったのだ

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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時

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