もう忘れなよ ページ5
「まっ・・待って!」
突然、背後から声が降り注いだ。
ぎょっとして振り返った俺たち・・・特に小塚、七鬼、上杉、そして俺は絶句した。
「「「「なんで・・・!?」」」」
声がぴったりと重なる。
「今の会話、全部聞いてたの?・・・明衣さん。」
小塚が恐る恐る聞いた。
「聞いてたよ、しょちょ…小塚君!」
確か片山と親しかった。
そして上杉のことが好きだった・・・
「大原明衣、か。」
黒木が小さく呟いた。
そう、大原さんだ。
で、大原さんがいるということは。
「なんで来てんだよ、麻世夏ちゃん!?」
七鬼が目を剝いた。
「何でって、いいじゃない別に。てゆーか、忍のために来たわけじゃないの。ほっといてくれていいから。」
スパンと言い放ち、七鬼をダウンさせる艶やかな美女。
「平野・・・!」
平野が駆け寄ってくる。とっさに一歩退くと、露骨に悲しそうな顔になる。
俺は、この顔に騙されたのか。
「ねえ、お願いツバサ。危ないことはしないでよ。
もう、忘れなよ。
平野がそう言った瞬間、俺の中で何かが切れる音がした。
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - めっちゃ泣きそうになりました。 (2021年8月19日 23時) (レス) id: f67671a5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ききょう(プロフ) - 上杉愛梨@無期限活動休止@またいつかさん» ここちゃん!?わぁああ…久しぶり、久しぶりっ!文才はないけど嬉しいよ(泣)ありがとう!! ここちゃんも、忙しいと思うけど頑張ってね!色々!笑 (2019年12月24日 16時) (レス) id: 41db9f3d9e (このIDを非表示/違反報告)
上杉愛梨@無期限活動休止@またいつか(プロフ) - 完結おめでとう!冬休み入って暇だから、今日だけちょこっと遊びに来たよ! 最後泣いた!アーヤ強すぎ!カッコいい!てか、きっちゃんの文才分けて!きっちゃんの文才欲しい! とにかく、おめでとう!お疲れ様!これからも頑張れ!(話まとまってないのは許して) (2019年12月24日 14時) (レス) id: 55f34582ad (このIDを非表示/違反報告)
ききょう(プロフ) - ふぶきさん» ふー姉、ありがとう!そう言ってもらえて嬉しい!!これからもよろしくねん笑 (2019年10月19日 14時) (レス) id: 41db9f3d9e (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - きっちゃん、完結おめでとう!驚きの展開に時々声を上げながら読んでました(笑)(それを家族に見られて冷たい視線を送られたとか言えない…)他の作品も頑張ってね!! (2019年10月19日 14時) (レス) id: e51245e093 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ききょう | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/4be23582751/?w=1
作成日時:2018年12月19日 16時