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それにしても……
進んでるけど全く連絡が来ない
『アヤメ!』
「カァ!カァ!何ダ!」
『皆の鎹鴉に伝達をして!
此処の森は“幻”だって!』
「了解!了解!」
アヤメが飛んだのを確認して
後ろを振り向く
『貴方でしょ?この幻を作ったのは』
「……あなたは、どうして幻だと
わかったの?」
『……それは、此処が私の故郷だから』
「!!」
そう……嫌になるほど鮮明に
覚えている。
あの日、私は家族を助ける事が
出来なくて
知らずのうちに避けていたから。
でも、それは言い訳
認めるのが怖かった
家族がもう、居ないことに向き合うのが
怖くて仕方がなかった。
『貴方も、此処の子供でこんな風景を
ずっと見ていたかった
そうでしょ?』
「……私は、私はただ……静かに
暮らしたかっただけなのに
鬼になって、村人を食べて……
寂しく……なって」
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壊(プロフ) - 魔除けでは無く、厄除の面じゃないんですか? (3月2日 8時) (レス) @page4 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - レオンさん、ありがとうございます! (2019年10月12日 15時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
レオン - やっぱりとっても面白いです!! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 31df1cb745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵月葵 x他1人 | 作成日時:2019年9月1日 9時