狂い愛（短編集）

支配愛 志麻 ページ10

暴力表現注意です
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｢めあー？ご飯できたよー｣

私の旦那様、志麻はすごい優しい。
いわゆるスパダリってやつ。

彼の活動の関係上ほとんど家で作業をすることが多いし、このご時世も相まって最近は2人してほとんど外へは出ていない。

家事とかも手伝ってくれるしすごくかっこいいから友達からも羨ましがられることも多い。







｢ねぇこいつだれ？｣

他の人よりも嫉妬深いことを除けば。

彼は自他ともに認める絶対王政、独占欲がとても強いのだ。


そんなことを考える余裕もなく壁に追い詰められ俗に言う壁ドンをされる。
やばい、そう思っても逃げることなどできない。


｢こいつ前に確認した時にはなかったよな？

いつ追加したん？どーゆー関係？｣


真っ直ぐな目で見つめられてどうしていいのかわからない。
相当怒っている。


彼が言ってる人はこの前バッタリ会った時交換しただけだ。別にやましい事などひとつもない。
嫉妬深い彼に言うのは少し気が引けたし、いちいち報告する義務だってない。

一応会話は削除していたのにいつの間に。



とはいえそんなことを考えている暇などない。

『別にやましい事なんかないよ、、』

思っている事をそのまま伝えるがそれが逆に怒らせてしまったようで。

｢あ？ じゃあ言えるやろ？なんで言わないんやましいことがあるからやろ？｣

肩を掴まれ思いっきり床に押し倒され首を締められる。

ギチギチと音がするくらい締められてろくに息をすることが出来なくて思い切り抵抗する。

そんな私を嘲笑しながら寝室に引っ張っていく。
彼の手は震えていて。



寝室につくとベットに投げられ覆いかぶされる。

｢なぁめあ？いつから俺に隠し事なんかしていいって言ったん？｣



服に手をかけながらキスをされ舌が絡み合う。
苦しくて必死に彼の胸元を叩くが彼は笑って辞めてなどくれない。


しばらくしてぐったりした私をみて彼は言った。

｢お仕置の時間やなぁ？めあ｣

そんな彼は妖美ですごくかっこよかった。

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