_〃 ページ10
*
運転をする濱田さん。そしてその姿を愛おしそうに見つめる助手席の女性、ユキさん。
運転席の後ろに座る私からは彼女の姿が丸わかりだ。
そんな私は彼女を警戒しながらも見ていた。
濱「ユキ、照史に電話してくれへん?」
ユキ「いーよぉー。」
こう、改めてみると、私には分からないバリアが目の前にあって、それは多分、私が子供だからとかそういうのが原因じゃない
そんな気がする。
ユキ「はい、出たよ。」
濱「あ、、Aちゃん、代わってくれへん?」
「へ?、、はい」
ユキさんから携帯を受け取り、耳元に当てる。
するとたー君の泣き声が遠くに聞こえた。
《もしもし》
桐《あ!Aちゃん!?良かったぁ、、あんさ、濱ちゃんに何となく聴いとると思うけど、ミナコさんのこと》
《はい。あのっ、たー君は、大丈夫ですか?》
桐《それが、、ま!一応大丈夫。俺、あやすの得意やからさ。そこは安心して》
泣き声するのに__
桐《こっち着いたら、ちゃんと話すから》
《はい》
切れた電話をユキさんに返す。
ユキさんは微笑むと直ぐに濱田さんを見つめ続ける。
ユキ「あ!そーいや、流くんは?」
濱「いや!それは、ええ」
ユキ「ふーん。やけどさぁ?それって、Aちゃんに嘘つくん?」
濱「っ、、あ!もうそろ着くで」
ユキ「あっそっ!」
何に関しても、敏感になってしまう。
まだ理解もしてないのに、伏線もあるなんて。
427人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のんれもん | 作成日時:2021年2月24日 19時