＿〃 ページ11
*
車が停まった所にオシャレな、小さなレストランがあった。
看板はレストランを示すものの見た目は古民家で、、
中に入れば奥から話し声が聞こえた。
濱「あっ、そっか、、淳太おるんやっけな」
ユキ「えぇ、あのタラコ？」
濱「タラコ言うたらまた不機嫌なるで」
2人に続いて廊下を抜けて広間に入れば、桐山さんと見た事ある顔が話していた。
「え、、店長？！」
バイト先の店長、中間さんがいた。
中間さんも中間さんで、私に驚いていた。
中「あれ？なんで？濱ちゃんと一緒に、、、あっ」
桐「淳太くんな、俺の元同級生なんよ。」
桐山さん繋がりで�霤弔気鵑�3人でよく飲む仲間だと話された。
中「ほな、俺、行くから。あ！小泉さん、状況は何となく聞いとるから、もし大変ならシフト調整するから言うてな」
「あ、、はい。ありがとうございます」
中間さんが出ていくと、休む間もなく今後について話が始まった。
いくつかあるテーブルのひとつを�霤弔気鵝�桐山さん、私と3人で囲む。
奥の区切られた部屋のドアの隙間から、たー君の寝ている姿とユキさんが見える。
桐「お店とか難しい話は置いといて、たーくんの事なんやけど。Aちゃん、どうしたい」
「、、、」
桐「ミナコさん戻って来たとしても、、正直いつになるかわからへんから。俺を信用してくれるなら、面倒みるし。」
「たー君は、桐山さんの子じゃないですよね」
桐「へ？あ、、まぁ。せやけど！責任は持てる」
「自分の子じゃないのに？しかも、逃げられた女の人の子供なのに？」
桐「っと。やとしても、子供に罪はない」
大人って、変にカッコつける。
責任とか罪とか、私には、何故そんなのが軸になるのかわからない。
「そうですか。」
この納得した態度の本音は違う。
＿＿＿私にも、そうやって言ってくれる大人が欲しい
そんなワガママが皮肉に物事を考えさせる
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年2月24日 19時
