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_前日、君に伝えるべき言葉 ページ14

*【Sigeoka said】









カフェを出て吉田と山本と別れてからの帰り道。


通りのナニワ公園に近づくと遠くに見えた噂しとった子。









小「うわっ。また、カケル先輩からや、、」









隣の小瀧は気づかずにスマホに独り言。

その子はいつも通り静かな表情で、読み取れへん感情を身にまとって、公園に入ってった。









俺を夏祭りに誘ってきた時は、もう少し分かりやすかったのに。


そんな事考えながら、ブランコに乗るその子、Aの姿を見ながら歩いていた。









小「なぁ、明後日って空いてる?」





重「っんえ?、、なんで?」






小「皆でカラオケ行こう言うてるから」






重「あぁ。行かへん」






小「お前、よう断るよなぁ。ええやん、男どうしでさ」






重「明後日は歯医者あんねん」






小「なんやねん、その言い訳」









再び戻した視線の先には、ブランコに乗っとるのに漕がないで俯き、手で顔を覆い隠す彼女の姿があった。









正直、傍に行きたくなった。「大丈夫か」って声かけたなった。









通り過ぎて小瀧との分かれ道まで来ても、突っかかっとる。









小「んじゃーな」



重「おう」









小瀧と別れて3歩進んで止まる。

なんで、あんな辛そうやったんやろ、、







足は自制心で動かんくて

でも、手は携帯からAに電話をかけようとしていた。









重「うわ、、かけてもうた」









慌てて耳元に持っていけば

数コールで出た声は明るかった。









《もしもし、重岡くん?》









わからへん。


やから、多分、次は実際に見たくなったんやろうな自分。









重《あ、、のさ!Aってカフェでバイトしとるよな》






《うん》






重《さっき行ってきたんやけど、新しい店員増えてへん?》







《今日からか!、、ぁ、なんかね、辞めた人の代わりに短期で入ってくれる人がいて》







重《誰かとか知ってる?》







《ううん。まだ会ってないから》







重《あぁ、なら、まだ言わへん方がええんかな。びっくりすんで》








《ふふ、何それ。気になるなぁ》









共通の話題で少しでも、なんて一生懸命絞り出しながら話して

公園まで戻っていた。

_〃→←_イツメン



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作者名:のんれもん | 作成日時:2021年2月24日 19時

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