＿〃 ページ12
*
桐「うん。あっもちろん、Aちゃんも一緒に、ここで住んでもらいたいんやけど」
「え、、。引っ越せって事ですか？」
桐「ん。実は、そういう事。ミナコさん、家まで契約解除してしもうてて」
「っ、、、」
ミナコさんは何かと、私から奪っていく。
そうとしか、、、思えない。
「ミナコさんは、どうしてそんな」
桐「まぁ、、色々と大人の事情ちゅーことで。落ち着いたら話すわな」
「私、大丈夫です。理解、できます」
勿体ぶる大人に苛立ちを覚えた。
桐「大したことちゃうんやけどね」
「はい」
桐「実は」
ものすごく言いずらそうに口を濁らせる桐山さん。
ある程度の予想はいくつか立てておく。
ー「男と駆け落ちしたんよ。しかも、年下やんなぁ」
後ろからの女の人の声、ユキさんの言葉に振り向き、�霤弔気鵑領戮忘造詒狃�の姿を目で追っていた。
桐「ちょ、、あってはおるけど。順をおってな？」
ユキ「なんで？もう高校生なんやろ？そんくらい免疫あるやろ」
桐「Aちゃんはなぁあ」
ユキ「流くんとも知り合いやろ？聞かされてるんちゃう？何か」
「流、、くんって」
ユキ「藤井流星。たしか、淳太くんのカフェで一緒にバイトさせてるってミナコさんから聞いとったけど、、知らん？」
「あぁ。ミナコさんの、、、ヒモって事は聞いたことあります。」
ユキ「ほらぁあ！知っとるやん。」
ユキさん越しに見えた�霤弔気鵑枠�間のシワを寄せて少し難しそうな表情をしていた。
桐「アイツ、、。」
ユキ「そーれーにっ、たー君が流くんとの子ってことも知ってる？」
綺麗な顔をした彼女の言葉に
免疫を付けていられなかった私は、何も考えられなくなってしまった
濱「ユキ、ええ加減に」
ユキ「あれ？初耳？ふふ、ごめんごめん」
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年2月24日 19時
