She's a baby... 【3】

＿普通の女の子 ページ30

*




美咲「そーいや、今週末ひま？」




「日曜日なら」









今日は美咲が部活休みだからと、久々に2人きりで下校する。









美咲「紗英とさ、3人で新しく出来たモール行かへん？」





「お！いいねぇ」





美咲「ん。紗英さ、最近、怪しいんよね」






「また、何か感ずいたの？」









美咲はいつも、何かと鼻が利く。









美咲「ウチのクラスの吉田っておるやん？」






「あー、ん」






美咲「何故か、紗英と仲ええんよ」








「へぇ。紗英は色んな人と仲良いから」









美咲「そーなんやけど！そうちゃうくて、、紗英は小瀧狙いやったんかぁ。でも、いつからか、、、あ！Aが組んだデートから様子がね」








「でも、楽しかったって」









美咲「んー、、やけど、吹っ切れとるなぁって思わんかった？それからよ。吉田と仲良うなったの」









正直、他の人の恋路を気遣えるほど

余裕がなかった。






でも、今は、

少しだけ、、、興味をもって、聞ける。









美咲「何、ニヤついてんの。まさか！ウチだけ知らんとか？！」








「ううん！違う。んふふ、ただ。楽しそうだなって」








美咲「え？」









「要は、吉田くんと紗英が付き合ってるんじゃないかって、思ってるんでしょ？」









美咲「あっ、、、そっか。」








「あれ？違かった？」








美咲「その考えはなかったわ」

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