_違和感と意識 ページ29
*
あの日、イチちゃんの家に行った日から数日経った。
それほど変わりはないけど、テスト前日までバイト先に何度か、重岡くんと小瀧くんが友達を連れて来ていた。
二、三時間で帰って、それでおしまい。
藤井さんは「最近の若い子は、暇やな」というだけで、常連のように扱っていた。
でも、何となく、違和感はあった。
いや、私自身が変に意識してしまっていた。
重「そっか、今日からまた部活か」
テスト最終日に重岡くんが小瀧くんの席に来て、そうボソッと言った。
小瀧くんは怠そうに鞄を肩にかける
小「そーいや、シゲも体育祭の話し合いやろ?」
重「おん」
小「んじゃーさ、イチと先帰っててええから。」
重「はぁ?お前居らな、俺殴られんで」
小「いつの話してんねん。つか、マジで、今日は無理。俺やってイチに付き合ってらんねーの。」
重「お前なぁ」
テストが終われば、夏休み前に体育祭をしてしまうのがこの高校の予定。
全校生徒が特に準備をすることはないものの、各学級委員は出し物の為に話し合いをするらしい。
書記の私には、その必要がない。
隣の席だからと言うこともあって、彼らの話しに耳を傾けるも
頭では分かっているのに、視線を向けてしまうとイチちゃんの言葉を思い出してしまう。
彼女の前で、「そんなはずない」と断言したはずなのに。
美咲「Aーーー!」
教室のドアから私を呼ぶ美咲。
今行く。と席を立てば
小「じゃあね、小泉さん」
「あっ、、ん。ばいばい」
違和感の原因のいとつ。
最近、隣の席の人が、、優しい。
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な(プロフ) - ご返信ありがとうございます!更新する度に見に来てます笑応援してます(^^) (2021年2月2日 2時) (レス) id: 45490ea103 (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新した際には、また是非読んでください! (2020年12月20日 22時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - とても面白いです。お忙しい中だと思いますが更新頑張ってください! (2020年12月19日 3時) (レス) id: 3d8afbfd34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんれもん | 作成日時:2020年12月17日 20時