_振り出し ページ31
*
約束の日曜日。
ミナコさんから貰ったワンピースに、ミナコさんが使わなくなった化粧品を借りて
ネットの情報を見様見真似で着飾る。
初めて、コテと言うものを使い、髪を巻いた。
「やり、、すぎかな」
ソファーに腰掛け、今まで憧れていた事をやった自分を後悔するように
頭を下に黙り込んだ。
__こんなん、私じゃないよな。
__私って何だっけ。私には、こんなの、似合わない、、な。
ー「誰」
背後から聞こえた声に、思いっきり振り返ると、
たー君と手を繋ぐミナコさんが立っていた
「あれ、、な、、なんで」
ミナコ「っはは!アンタ!色っぽくなって」
「これはっ」
やっぱり、変だ。
隠すように、手の甲で口元を拭った。
ミナコ「今日、1日、拓哉の面倒よろしく」
「へ?」
ミナコ「ほな、3万テーブルに置いてくから。夜中までには迎えに来るから」
「今日?、、今から?」
ミナコ「ん。なに。あ!デートなら、彼氏家呼びや。拓哉ひとりなるから」
「友達と、遊ぶ予定だったんだけど」
ミナコ「で?」
「はまっ、、、」
ミナコ「ん?」
何に縛られてるんだろう。
ミナコ「コッチ、仕事やねん。」
たー君を置いて、さっさと行ってしまったミナコさん。
たー君は今だに
拓哉「まぁまぁ!」
嬉しそうに、私の足に抱きついてくる。
その頭を撫でながら、熱くなる目頭を誤魔化そうとした。
「今日は、ママと2人で遊ぼうか!」
ミナコさんは、いつたー君に本当の事を伝えるんだろう。
私はいつまで、、
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な(プロフ) - ご返信ありがとうございます!更新する度に見に来てます笑応援してます(^^) (2021年2月2日 2時) (レス) id: 45490ea103 (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新した際には、また是非読んでください! (2020年12月20日 22時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - とても面白いです。お忙しい中だと思いますが更新頑張ってください! (2020年12月19日 3時) (レス) id: 3d8afbfd34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんれもん | 作成日時:2020年12月17日 20時