禪院家に売られました 続

#73 ページ23

五条 side









【東京メトロ渋谷駅 B5F副都心線ホーム】









この地下に集まった人間は馬鹿みたいに呪霊に殺された。






たしかにこの人数は流石の僕でも無理






全員は助けられない。









五条「その代わり絶対祓ってやる」









そんな時、頭に響く音が地下全体に広がる








こんな非常事態の中、電車が来た。







それも呪霊つきときた。









急いでこの場を離れようとした人間たちは、中から出てきた呪霊たちにやられていく。









真人「漏瑚〜」









ツギハギ、七海と悠仁が言ってた奴か









そいつは飄々とした態度で仲間の呪霊に話しかけにいった








....こんな状況で呑気なもんだね









漏瑚「....どうだった」







真人「もちろん、ちゃんと役目を果たした

禪院Aは死んだよ」







五条「は？」









は？









何を言ってる、この男は









Aが死んだ？









ありえない、






彼女は僕の生徒の中で1番強い









真人「ああそっか、生徒だもんね
心配してあげてるんだ、優しいね

まだ死んではないけど、必ず死ぬよ」






漏瑚「ふん....あんな小娘には勿体ないモノをつかったもんだ」






真人「そんなこと言っちゃって
漏瑚も戦ったら彼女がどれくらい強いかってわかるよ」









まだ死んでない。









コイツはAの生死も確認せずにそんなことを言っていたのか









ならただのバカだ









____私が死んだら？....それなら禪院家のせいにして、あわよくば全員呪ってやります。









呪術師はこんな職業だから、真っ当な人間なんてほとんどいない。









それは彼女も然り。









五条「お前ら、わかってないな....

呪術師にイカれてない人間なんていないんだよ」








真人「そう？彼女はそうは見えないけど」








五条「残念、あの子は最初っから真面目になんて生きてないよ」









お前らよりも付き合いは長いんだよ







僕の生徒を舐めないで欲しいな。









五条「______領域展開」









さて、教え子が頑張っているんだ









先生も頑張らなくちゃね。

#74→←#72

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す