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*二年生の魔物 ページ11

**



「おいっ!テメェ!A先輩になんてことしてんだよ!」

「…A先輩を下ろせ、羽風先輩。」



「げろげろ〜。あの二人に見つかっちゃったかぁ〜…」

「は、羽風くん…下ろしてください…!」



羽風くんにそう呼びかけるも、彼は気にした様子もなく、ずんずんと廊下を歩いていく。



その前に、UNDEADの二年生の二人が立ちはだかった。



「っとと、危ないよ、二人とも!もうちょっと、Aちゃんの危険も考えてあげてよね〜」

「わ、私は大丈夫です…!」



私がそう言うも、羽風くんは「その油断が一番危ないんだからね!」と言って呆れ顔で私を見つめた。



というか、私は油断も何もしていませんと言うか、する余裕もないんです!!



羽風くんという高貴なアイドルが、すぐ近くにいて、



しかも、横抱きされていて!!



彼が話す度に、吐息が耳や髪にかかって。



あああ神様これはなんの罰ゲームでしょうか。



明日私は死ぬのでしょうか。雷にでも打たれるのでしょうか。

その前に、最後の幸せとして、神様が私に情けをかけてくださったのでしょうか。



だとしたら、こんなことは今すぐおやめください!!

私なんてこの世界の隅で生きるジャガイモのカスのような人間です!!そんなカスにアイドル様が触れるなんてあるまじき事でございます!



私なら最後に好きな作家さんの本が読めたら幸せですから!!



「Aちゃん、大丈夫かな…」

「羽風先輩が嫌すぎてそうなったんだろ!」

「早く離してもらうぞ、羽風先輩。」

「ええ!?ちょっと勝手に決めつけないでよ!ねえ、Aちゃん!俺に横抱きされるの、嫌じゃないよね?」

「わ、私なんかに触れたら、羽風くんの手が…!身体が…!雑菌だらけに!」

「おおいAちゃん!?」

「遠回しに嫌っつってるようなもんだろ」

「さあ。離してもらうぞ、羽風先輩。」

「ガビーン」←

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aya - 続編も楽しみです(*/▽\*) (2018年10月11日 17時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - マド姉可愛いもんね!分かる!!んでもって葉月ちゃん可愛すぎる(真顔) (2018年9月15日 23時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
恋@AI(プロフ) - SAKURA♪さん» コメントありがとうございます!ご期待に答えられるように日々精進していきたいです、これからもよろしくお願いします!! (2018年2月4日 16時) (レス) id: 459c302e28 (このIDを非表示/違反報告)
恋@AI(プロフ) - ゆーゆさん» コメントありがとうございます!なんかハッピーエンドものにしたかったもので…そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年2月4日 16時) (レス) id: 459c302e28 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA♪ - 逆ハー最高!!!ヒャッハーー!!! 次を、楽しみにしています!! がんばってください!! (2018年1月31日 20時) (レス) id: 497d452f2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋@AI | 作成日時:2017年4月21日 7時

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