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Eichi'smemories2. ページ10

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その後、君は僕をおんぶして母親のところまで走った。









『母さん〜っ、この子体調悪そうなんだけど!』

『なあに、ケンくん?剛くん?それともマキちゃん?……って、あんたその子!!!!』

『ん?なに?』









君のお母さんは、君におぶられた僕を見て青ざめた。
あ、この人、僕の別荘に僕の薬を調合して届けてくれた人だ。そう思った時には遅かった。









『あんた!!何天祥院のお坊ちゃんおんぶしてるの!!!さっさと下ろしなさいこのくそボケ!!』

『いってえ!!殴ることないじゃん!!』









お母さんと君は言い合いを初めてしまった。
しかも、その間も僕はおぶられたまま。









『あ、あの……』

『ん?あっ、おぶったままだった。ごめんな!』









君はそう笑って僕を丁寧に下ろしてくれる。
僕が原因でお母さんに怒られたのに、僕を睨みも怒りもせず、ただ笑って。









『ごめんね、ぼくのせいで怒られて』

『ん?いやそんなこと気にするなよ〜!』









うちのお母さん、ひすてりっくってやつだから!
君はそう自信満々な笑顔をはじけさせる。









『聞こえてるのよ、Aちゃん』

『ウォッいってえ!!!???!!』









あ、げんこつされたあとコメカミぐりぐりされてる、よく漫画とかアニメでで見るやつだと思いながら、笑う。









『あっ、笑った!』

『……っ、あ、』

『ようやく笑ってくれた、ずっと不安そうな顔してたから、俺嫌われてるのかとおもってた』









そう言いながら、僕の頭を優しく撫でる君。









『俺、君の笑顔、すきだよ』









その頃から、ずっと僕は君に恋い焦がれていたんだ。









.









「っていう昔話さ」

「いつの話だ………いつの話なんだ……俺の記憶にはそんな穏やかな少年の影はないぞ……おぼえてない……」

「あ、Aから貰ったタオルとスポーツドリンクは天祥院家の財力全てを使って丁重に保管させてもらっているよ」

「いやタオルはまだ分かる。
分かりたくないけど。スポドリは捨てろ」









*._

promise.→←Eichi'smemories1.



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そぬん - 読むたびに笑ってしまっているような気がするぐらい面白かったです!!個人的に主人公とキャラクターたちの会話が好きです!!!そして、嫉妬深い英智さまが色気ありまくりでにやけてました!!!更新、楽しみにしています!! (2020年7月25日 1時) (レス) id: 19aa650d6b (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - ぐうおおおおさん» うわああコメントありがとうございます!!これからも早く更新できるよう頑張ります!!私もコメント頂いたときに舞っちゃいました(笑)勉強ってほんとになんであんなやる気出ないんでしょう、、お互い頑張りましょうね!これからもよろしくお願いします!! (2020年4月18日 11時) (レス) id: 52f012b127 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおおお - めっちゃ面白くて大好きです、、更新が嬉しすぎます!!1話更新される度に舞ってます。すごい関係ないですが、私も来年受験なのにほんとに勉強する気ないです笑笑お互い頑張りましょ、、作品いつまでも応援してます!! (2020年4月18日 10時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぴ | 作成日時:2020年4月10日 18時

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