ある日、田舎男がアイドルに連れ去られた話。【あんスタ】

arrive. ページ6

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「あ、到着したようだね」

「到着って、どこに」









恐る恐る天祥院英智に聞く。
天祥院英智は俺の方を見てにっこりと微笑んだ。
だからその微笑みが怖いんだって。やめてくれ。









「ようこそ、A。
僕たちのアンサンブル・スクエアへ。」

「ようこそされたくない」

「ちょっと、A。台無しじゃないか」









天祥院英智が俺にぷんぷんと怒る仕草をする。
か、可愛い……お前可愛い仕草も出来たんか……！
そりゃあ誰だってようこそされたくないでしょ！！
ていうかここどこ？？そしてずっと俺疑問なんだけどなんで俺は拉致られたわけ？？









「ふふ、不思議そうな、不安そうな顔をされていますねえ……☆ですが、ご心配はいりません！！この日々樹渉、誠心誠意、これからのあなたの面倒を───」

「ねえ天祥院英智、それでどうして俺はここに連れてこられたの？そろそろ家帰りたいんだけど」

「ちょっとAさん！！遮らないでください！！」









日々樹渉のうるさい声を無視して、天祥院英智に話しかける。天祥院英智は、よくぞ聞いてくれましたとばかりの満面の笑みを浮かべた。









「今日から、ここが君の楽園だよ。A」









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