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work. ページ13

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「さて、じゃあ仕事にうつりましょうか」

「あっ、おねがいします」

「と言っても、あなたはまだ未成年なので、大きな仕事を任せる訳にもいきません。なので、この書類を食堂の方へ届けてください。少し今月は光熱費などが前月に比べて上がっていたので、節約するようにとも」









そう言って、椚さんは俺に書類を何枚か渡した。
食堂は一階のエントランスにあるから行けばわかると言われ、オフィスからぽいっと投げ出される。









(えっ……今来たばっかの人間にそんなこと言うの、え、ねえ椚さん、俺右も左も分かんないんすけど)









右を向いても会議室。左を向いても会議室。
トイレの場所すら分からないような俺に、食堂へ行けとはどういうことだ。解せぬ、もうどうでもなれと、俺は足を踏み出してとりあえず勘で右に進んだ。









「こっちかなぁ……いや、そっちか?
ええ〜もう分かんない、やめたい……はあぁ」









書類片手に、いい男子高生が巨大なビルの中で迷っている絵面はお好きですか。いや、誰も好きじゃないだろうと思う。俺は好きじゃない。だけどね、ほんとに分かんないんだ。広すぎるんだよ、このビルの中。









「う〜ん、やっぱ向こうだったか……」









俺が諦めて今来た道を戻ろうとした時、
後ろから強く片手を引かれて体制が崩れる。









「何してんのぉ、あんた。」

「……えっ、と、」









体幹はいいほうなのでそれこそ転びはしなかったが、なぜかその話しかけてきた「青年」の胸に倒れ込むようにバランスを崩した俺。









「あの、どちら様で、」

「はぁ?まさか俺のこと知らないわけ?
ありえないんだけど、ちょ〜うざいねあんた」

「あ、すんません、、」









こいつ自分から話しかけといてこの態度なんだよ、、と思いながらも、なんだか逆らえないような雰囲気を醸し出すこの青年。名前はまだ知らない。









「俺は瀬名泉。
名前、覚えといてよォ」

「あ、AAです」









彼は俺が名乗ると、ふぅん……と言いながら俺のことをじろじろと見物しはじめた。









*._

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そぬん - 読むたびに笑ってしまっているような気がするぐらい面白かったです!!個人的に主人公とキャラクターたちの会話が好きです!!!そして、嫉妬深い英智さまが色気ありまくりでにやけてました!!!更新、楽しみにしています!! (2020年7月25日 1時) (レス) id: 19aa650d6b (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - ぐうおおおおさん» うわああコメントありがとうございます!!これからも早く更新できるよう頑張ります!!私もコメント頂いたときに舞っちゃいました(笑)勉強ってほんとになんであんなやる気出ないんでしょう、、お互い頑張りましょうね!これからもよろしくお願いします!! (2020年4月18日 11時) (レス) id: 52f012b127 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおおお - めっちゃ面白くて大好きです、、更新が嬉しすぎます!!1話更新される度に舞ってます。すごい関係ないですが、私も来年受験なのにほんとに勉強する気ないです笑笑お互い頑張りましょ、、作品いつまでも応援してます!! (2020年4月18日 10時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぴ | 作成日時:2020年4月10日 18時

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