裕翔side ページ4
ヤマが寝てから少しだったんだけど
様子がおかしい。
さっきから感じてた違和感が確信に変わった。
山ちゃん、絶対熱がある
中:やま、やま?
寒そうに丸くなってるのに、汗かいてるし、顔赤いし、
眠ってるところ申し訳ないけどそっとヤマを起こす。
山:んぅ…
眠そうに目を開けたと思えばとろーんとした目でこちらを見つめてくるやま。
中:やま?
具合悪い?
俺がそう聞くと楽屋にいるみんなが俺たちのことを見た
山:うん…少し、、、
ゆーてぃーどうしよ…
やっぱりこのご時世。さすがのヤマも正直に話してくれた
有:山田?
大丈夫?
山:うん…でも検査した方がいいよね。
そう言ってゆっくりと体を起こす
とは言っても今は本番40分前
検査をしても結果が出るのにはかなり時間がかかる
山:今日は出ない方がいい…よね…
珍しくヤマがそういうのは自分が辛いからよりも、きっと周りに迷惑をかけたくないからだろう。
有:とりあえず、マネージャーに言ってきたから、
抗体検査は出来るって
山:ありがと…
中:ちょっとおでこいい?
そういうと大人しく前髪を上げた
スタッフに借りた体温計で熱を計ってみる。
中:38.9か…
山:え…?
中:来た時はなんともなかったんだよね?
山:うん…
一応計温したけど36.9だったから、ふつーに来た
中:急にどうしたんだろうね…
いきなり上がる体温に俺は不安でしょうがなかった。
でも本人の方がもっと不安だろう…
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作者名:山田 | 作成日時:2020年8月30日 16時