幼馴染み ４０ ページ41
ほーら言った。
ほーらほーら言った！
及「烏野に負けたのダサいと思ってる？」
貴「いや全然」
春高が始まり、烏野と青葉城西が戦った日。
私は目を赤くした及川と街で出会ってしまった。
『負けちゃったんだよね』と、
軽いノリで言い放った及川は絶対に我慢している。
貴「強くなってんでしょ。あっちも」
及「うん」
貴「そんなションボリすんなよ馬鹿！」
『こっちが調子狂うわ！』と、言えば、
『幸ちゃ〜〜〜ん！！』と飛びついて来る及川。
やっぱ調子乗んなテメェ。
及「白鳥沢も精々頑張ってね」
貴「一言余計なんだよ」
烏は群れで行動をする。
単体は弱くとも、群れとなれば そうはいかない。
うちに三本の指に入るスパイカーがいようが、
悟ってスパイクをブロックするゲスがいようが、
あの人達は怯まない。
寧ろ、今までの力を発揮して来るだろう。
及「牛若ちゃんの泣いてる所を見てみたいね」
貴「ほんと最低だな」
及「でもそう思わない？」
貴「若利の泣き顔は私の特権なんでスゥー」
及「出たよリア充自慢！」
コイツ案外友達なら面白いんじゃないか？
なんか、イメージと違った。
貴「話変わるけど友達になろうよ」
及「うん、凄い変わったね。良いよ」
貴「やった」
やばーい。
交渉成立早くて凄ーい。
及「…ん？待って！？」
貴「なに」
及「それは俺が恋愛対象になってるってこと！？」
貴「なってないから友達なんだろうが馬鹿が」
及「ひどい！」
試合から話が遠ざかって、
LINEも交換した後、及川には用事ができたらしく
私達は別れる事になった。
貴「ねぇ」
及「ん？」
貴「お疲れ様」
じゃあね。と言って、スタスタと歩き始める。
その後ろで、涙声で私を呼ぶ声がしたが、
それは無視する。無視だ無視。
若「どこ行ってたんだ？」
貴「アイス買いに行って来たー」
若「そうか。…青葉城西が負けたらしいな」
貴「さっき及川と会って報告された」
寮のロビーでソファに座っている若利。
私は隣に座ってアイスを食べ始めた。
そして、私の及川発言にピクリと反応する。
若「何もされてないな？」
貴「されないよ。友達になっただけ」
若「そうか。それは良かったな」
私はキョトンとした。
若利なら『友達でも嫌だ』とか言いそうなのに。
若「友達は自分の意思で作るものだろう。
ならば問題ない」
貴「へ？あ、、そう」
あー、ほんと。この子真面目。
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ぱすた。(プロフ) - すみません！途中から合ってましたね、、、。 (2018年7月1日 10時) (
レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた。(プロフ) - 突然にすみません。鷹匠監督とありますが、鷲匠監督ではないでしょうか、、。こちらが間違っていたら申し訳ありません。とても面白いです。評価もさせていただきました！！ (2018年6月30日 21時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年11月12日 9時
