幼馴染み ３１ ページ32
夢「ねぇねぇ」
貴「ん？」
４人で昼食を食べていた時。
夢は私に話しかけた。
夢「若利くんの何処が好きなの？」
貴「ごふっっ」
即座に気管に入ったカレー。
私は派手に咳をしながら夢に向き直した。
覚は『よく言った！』と頷いている。
貴「何処が好き？」
夢「そうそう」
若利も『聞きたい』とでも言うように、
キラキラした目で私を見ている。
やめろ！その目で見るな！眩しい！
目がぁぁ！目があぁ！
まぁ、茶番は置いといて…。
貴「…笑った顔とか」
夢は驚いた。『笑うの！？』と、覚に聞いている。
覚は『それを引き出すのが幸だから』と、
２人して何か話していた。
貴「バレーしてる時とか」
夢「へぇ〜」
貴「もう良いでしょ！！恥ずかしい！」
若「俺も心臓が止まりそうだ」
そう言った瞬間、
２人して覚と夢から顔を逸らした。
だって、この悟りコンビは絶対顔を見るし。
覚「こっちを向きなよ、お2人さん」
夢「顔を見ないで話すつもり？」
貴「そうね、態度が悪いか」
若「あぁ、すまない」
覚、夢「「切り替え早っ！」」
私達の切り替えが面白くないのか、
２人してブーブー言ってる。一生やってろ。
貴「さ！もう授業の１０分前だし」
若「片付けるとするか」
覚、夢「「はぁーい」」
私達は食堂に食器を渡し、教室に戻った。
先「この人物は、医学の歴史を大きく変えました」
先生の授業を右から左に流して、
黒板に書かれた字をノートに書き写す。
貴 (眠い…)
もう意識が飛んでいきそうな時、
肩をトントンと叩かれた。
そして、カサッと置かれるメモ帳。
貴 (何ダァ？)
後ろを見ず、メモ帳の文字を眺める。
【今週の土曜日、空いてるか？】
私は、シャーペンをカチカチと鳴らし、
【空いてるよ。部活は？】と書いて、
メモ帳を再び後ろに。
またカサッと音がしたので、
再びメモ帳を眺める。
【半日だ。２人で出掛けよう】
私は両手で火照った顔を隠し、
落ち着いた後、またシャーペンで書き示す。
【楽しみにしてる】
そして、メモ帳を再び後ろへ。
不意に聞こえた、小さな小さな声。
『俺もだ』
その時の授業はもう、眠気なんか消えていた。
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ぱすた。(プロフ) - すみません！途中から合ってましたね、、、。 (2018年7月1日 10時) (
レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた。(プロフ) - 突然にすみません。鷹匠監督とありますが、鷲匠監督ではないでしょうか、、。こちらが間違っていたら申し訳ありません。とても面白いです。評価もさせていただきました！！ (2018年6月30日 21時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年11月12日 9時
