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幼馴染み 21 ページ22

貴「…へ?」



一回の瞬きで終わったアレ。

そそそその行為を若利は知っていたのか。



若「何だ」

貴「い…や…別に…」

若「…俺だって男だ。キスくらい知っている」



単語出てきちゃったよ。

もう若利のイメージが崩れ去っちゃったよ。



若「…もう少し」



駄々を捏ねているような声とは裏腹に、

噛み付くような長いキスは、

それはそれは人生で1番幸せなキスだった。







覚「やっと付き合ったかぁ〜」

若「まぁな」



男子寮の談話室で話す若利と覚。

今までの経緯を全て話してもらった。

さすがに、後半は話さなかったが。



覚「長いようで短かったみたいな?」

若「意味がわからん」

覚「若利くん偶にはノッてきて!」



プンスカ怒りながらアイスを頬張る覚。

その横で、若利はただ座っているだけ。


そして、若利は口を開いた。



若「俺は…世界一幸せかもしれない」

覚「…付き合って早々惚気かい!」



盛大なツッコミに、

近くの寮生は吹き出したらしい。



覚「まぁ、若利くんが幸せなら良いと思うよ」

若「…そうか」

覚「顔も何かスッキリしたっぽいし」



チラリと横目で若利を見る。

目元が優しくて、口元も若干緩んでいる。



覚「リア充爆発ー」

若「僻みか」

覚「ねぇ何でそこには気付くの?ねぇ何で?」

若「…」



ぷいっと顔を背けた若利。

『おーいおーい、若利クーン?』と、

覚は肩をパシパシ叩きながら笑っていた。



若「…天童。ありがとう」

覚「…!…いや、えぇ、いえいえだよ」



微笑みながら、こちらに向かれ、

素直に御礼を言われる。


特に何もしてないけど。という心の内は

絶対に若利には教えてなるものかと、

覚は心に刻み込んだ。







その頃の幸。




貴「し、心臓が口から出そうだっ…!」



必死にジャージの上から心臓を抑えていた。

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ぱすた。(プロフ) - すみません!途中から合ってましたね、、、。 (2018年7月1日 10時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた。(プロフ) - 突然にすみません。鷹匠監督とありますが、鷲匠監督ではないでしょうか、、。こちらが間違っていたら申し訳ありません。とても面白いです。評価もさせていただきました!! (2018年6月30日 21時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かおぴー | 作成日時:2017年11月12日 9時

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