幼馴染み １８ ページ19
貴「あ…」
あ、やばい。
自然とハヤシライスを食べてしまった…。
冷や汗をダラダラと掻く私。
若「…？」
覚「ふふーん」
横でニヤニヤして居る覚の足を思い切り蹴る。
『おぉうっ…！』と覚は喚いた。
ざまぁみやがれ。この野郎。
３人で小さな会話をしていると、
何とも可愛らしい女の子が若利のすぐ側へ。
「あ…あの！牛島くん…」
あぁ、確かこの子。
学年一可愛いとか言われてる子じゃない？
告白かもしれないね。
「今、時間…ある？」
顔を真っ赤にして話し掛ける女の子は、
如何にも女子って感じで私とは程遠い。
髪もフワフワしてるし、背も小さいし。
若利は最後の一口のハヤシライスを食べ、
『あぁ、問題ない』と言い放った。
若「少し空けるぞ」
貴「…ん」
覚「いってらっしゃーい」
若利が食堂から見えなくなった時、
私は机に突っ伏した。
貴「可愛いなぁ。背、小さいなぁ」
覚には、若利への好意を教えていないが、
多分気づいて居るだろう。だったら聞いてほしい。
貴「告白…だよね」
覚「気にする事ないって！だって若利くんに
ＫＯ・ＫＵ・ＨＡ・ＫＵ！されたんでしょ！？」
貴「声でかい」
確かに告白らしき事はされたけど。
やっぱり不安で仕方がない。
覚「幸ってこういう時乙女だよねー」
貴「ねぇ、それどういう意味」
覚「んふふ〜」
貴「キモい」
覚「酷いよ幸！！」
私は再び起き上がって、カツカレーを食べ始める。
不安で一杯一杯の私は、
その時だけカツカレーの味が分からなかった。
ポケェーとしていると、
若利が普通の顔で帰ってくる。
覚「おかえりー！告白だった！？」
私の忠告が効いたのか、
覚の【告白】の声は小さめだ。
若「あぁ、そうだ」
覚「返事は！？」
覚。聞かないで。
お願い。こればかりは聞きたくないよ。
若「…断わった」
貴「ひょえ？」
カツカレーを見ていた視線を若利に向ける。
その視線は綺麗に交わった。
若「幸が好きなのに他の女子と付き合えないだろ」
貴「…さ、さいですか」
若「付き合えないじゃないな。
付き合いたくない…か」
１人で納得する若利。
ねぇ、その言葉を本人が聞いてるの知ってる？
【恥】とか脳内辞書にある？
貴「か、片付けてくる！」
私は恥ずかし過ぎて思い切り立ち、
トレーを持って走っていった。
覚「若利くん、ワザと？」
若「…さぁな」
覚「青春だね」
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ぱすた。(プロフ) - すみません！途中から合ってましたね、、、。 (2018年7月1日 10時) (
レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた。(プロフ) - 突然にすみません。鷹匠監督とありますが、鷲匠監督ではないでしょうか、、。こちらが間違っていたら申し訳ありません。とても面白いです。評価もさせていただきました！！ (2018年6月30日 21時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年11月12日 9時
