幼馴染み 16 ページ17
朝にて。
貴「あぁぁぁ〜…」
目覚ましが鳴り、止めるまでの動作は普通。
だがしかし。
貴「気まずい…」
8:10に待ち合わせが、ここまで辛いとは。
行ったら、返事とか聞かれるかな。
もしかしたら来てないとか!?
それもそれで楽だけど!!
貴「一応行っとこう」
私は重い体を持ち上げて、
ハンガーに吊るしてある制服に手を掛けた。
貴 (居るし…)
スクールバッグを肩にかけ、
恐る恐る部屋のドアから待ち合わせ場所を覗く。
若利は、やはり居る。
『おっはよー!』とか元気に挨拶?
『…っす』とか分かり易すぎるよね!?
私は歩いて、横に行き、いつも通りの挨拶をした。
頑張ったよ。私頑張った。
貴「おはよー」
若「あぁ、おはよう」
え、気にしてなくない?
昨日、告白らしき事をしたの覚えてますか?
若「あぁ、そうだ昨日」
貴「…は、はひ!」
ギクリと肩を揺らし、話を聞く。
若「監督が、【頑張れよ】と言っていたのだが」
貴「…」
私は額に手を当て、深い溜息をつく。
監督…。
その【頑張れよ】は華々しく散るかもしれません。
若「何か頑張ることがあるのか?」
貴「…まぁ、色々と…」
若「そうか」
怪しげに答えてしまったが、
若利は気にする事なく足を進める。
覚。こんなにお前が恋しいとは初めてだ。
早く後ろから突撃してこい!
バッ!と後ろを振り向いても、
眠そうな生徒が歩いてくるだけ。
あの赤い髪は見当たらない。
貴 (何でよりにもよって今日来ないの!)
若「…?」
その日は朝から疲れ切った。
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ぱすた。(プロフ) - すみません!途中から合ってましたね、、、。 (2018年7月1日 10時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた。(プロフ) - 突然にすみません。鷹匠監督とありますが、鷲匠監督ではないでしょうか、、。こちらが間違っていたら申し訳ありません。とても面白いです。評価もさせていただきました!! (2018年6月30日 21時) (レス) id: 7b1bde7552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かおぴー | 作成日時:2017年11月12日 9時