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向こう見ずなやつはサバンナですぐに飢えちゃうよってラギーさんは言う。その通りだよね。
さて、本当にどうしようか。契約書を破る手段を考える方が早いんだろうけど。あれが簡単に破けるとは思えないし。
「アズールのヤツ、最初から邪魔するつもりで契約を持ちかけたってことか？」
「当たり前だろーが」
「リーチ兄弟はアズールくんの手下で、契約者から担保と代償をきっちり取り立てることで有名ッス。契約の達成条件をクリア出来ないよう邪魔をしてくるって噂もね」
そこで言葉を句切ってラギーさんは僕を見た。目を瞬かせると頭の後ろで組んでいた手を解いて、僕を指さす。
「そんで、そこのAくん。暗がりで赤い光と目を合わせるなって噂ッスよ。何してるんスか？」
「僕？僕は……大したことはしてないですよ」
「へえ〜？じゃあ、なんで屈強なウチの寮生が尻尾巻いて逃げ出すんスかね？」
言葉に詰まって視線を彷徨わせる。だって、だって……！
「そっちのお手伝いした方がお給料がいいんですよ！仕方ないでしょう！」
「で、具体的には？」
「別に、滞納者のところへ行ってお話しするだけです。たま〜に暴力沙汰になりますけど」
本当にそれだけなんだ。取り立てをするだけ。邪魔をするのはまだ早いって言われてやったことはないんだから。
お給料が弾むと僕の懐も温かくなるし。あと、ストレス発散できていいんだよね。
「Aくん、僕聞いてないよ」
「……心配するかな〜って思って」
「そうだね。心配したよ」
どうしてだか、ユウくんには頭が上がらない。何も悪いことしてないはずなのにね。
ちらり、と視線を上げると心配そうにしているユウくんが見えた。本当に心配してくれてるのがわかるから、余計に申し訳なくなるのかも。
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怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございます！自分の手の中にあるとなお愛おしくなっちゃうんでしょうね……更新頑張りますねー！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - フロイドに抱きこまれて一緒に寝ちゃうの可愛いかよ…っ！と思わず顔面を覆いました笑お気に入りだからエンティティ様の加護じゃなくて自分の手で護りたいのかい？フロくん…獲物は逃さないでね…更新楽しみにしてます！しかしながら無理はなさらず！応援してます！ (2020年12月26日 22時) (レス) id: 2eef4b8e10 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - yozakura5011さん» ありがとうございま〜〜〜す！！ (2020年12月24日 14時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
yozakura5011(プロフ) - とても・・・とても好きです・・・（鼻血） (2020年12月21日 0時) (レス) id: 87d7c098c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年12月12日 1時
