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「ってことがあってねぇ……」
翌日。痛々しい噛み痕を晒しながら登校すると、エースくんたちに問い詰められた。説明すれば、エースくんはなんとも言えない顔をする。
「オレ、フロイド先輩と部活一緒なんだけど。機嫌いいときにそんなことするような人じゃなかったような……？」
「僕、別にフロイド先輩の機嫌損ねてないからね」
「マジ？余計に謎なんだけど」
デュースくんが不思議そうに首を傾げた。僕が首を傾げたいくらいなのに。
ふう、とため息をつく。気を取り直して食道に行こうと言う声に続いた。
──大食堂。
相変わらず食欲がない。適当にサラダとクロワッサンを取って席に着いた。
「最近食べる量が減ってないか？Aが大丈夫なら、いいんだが」
「うん。大丈夫。ありがとね」
笑って答えると、デュースくんも笑う。いただきます、と手を合わせた瞬間。
「と、び、う、お、ちゃんっ」
「ひょっ！？」
長い腕が首に絡みついた。飛び上がりそうになるのを必死で堪えて後ろを向くと、フロイド先輩がご機嫌そうに笑っている。
そそくさ、と移動を始めるユウくんたち。待って、と伸ばした手はフロイド先輩の大きな手に絡めとられた。
肩を落として、隣に座るフロイド先輩を見る。
「何か用ですか？」
「用がないと話しかけちゃいけねーの？」
「そういうわけじゃないですけど」
じろりと睨みつけてくるオッドアイから目を逸らしてサラダを口に運んだ。スプーンを運んだ口から覗く鋭い歯に、昨日のことが思い起こされてどうにも居たたまれない。
結局何がしたかったんだろう。聞くのが怖くて聞かなかったけど。僕、何も悪いことしてなかったし。
黙々とサラダを食べていると、向かいの席にジェイド先輩が座る。その隣にアズール先輩も座って、あっという間に見知った人に囲まれてしまった。
「おや。Aさん。その首筋、フロイドに噛まれたんですね」
「そうです」
「治せるはずでは？」
「実は、むぐっ」
突然放り込まれたパン。咀嚼しながら放り込んだ犯人を見ると、人差し指を口元に立てていた。
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怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございますー！この3章でぐぐっとレオナさんとの距離が縮まることでしょう、きっと。バトルはお楽しみに！なるべくかっこよくします！ (2020年12月11日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 意外とレオナさん狂信者くんのこと気に入ってて読んでいてにやにやが止まりませんでした。リーチ兄弟と狂信者くんのバトルも気になる…っ！不干渉薬をどうクリアするんだろうか…続きを楽しみにしてます！ひそやかに応援してます。 (2020年12月9日 19時) (レス) id: 2eef4b8e10 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - MAERさん» ありがとうございま〜す！狂信者は何をやらせても楽しいですね……更新頑張ります！ (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございます！絶対言わせるぞという強い意志を持っていたので言ってもらっちゃいました〜！エンティティさまバンザイ！求愛ネタも書きたかったので……喜んでもらえて良かったです！もち。さんもご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 続編おめです！夢主の性格どちゃくそすこ、、、((やっぱり狂信者は最高ですね、、！ これからも頑張って下さい、！応援してます！ (2020年10月10日 19時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年10月10日 1時
