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シフト表を書き終えて、顔を上げる。スマホをいじっていたフロイド先輩は僕に気付くと、ようやく解放してくれた。
立ち上がって伸びをする。血がこびりついたワイシャツは鉄の臭いがして、これって漂白しないと落ちないかな。ユウくんに気付かれないように処理しないと。
これをアズール先輩に提出して、あとは……。今日はシフト入ってないし、そのまま帰っても大丈夫だね。
あ、購買部に寄ってワイシャツ買おうかな。もし血が落ちなかったときのために、予備を買っておかないと。
「トビウオちゃん、帰るの？」
「はい。特に用事もないので」
「ふ〜ん。じゃあ、ちょっと付き合ってよ」
何に、と聞き返す間もなく、手を引かれる。持っていたシフト表はフロイド先輩のポケットに入れられて、スタッフルームを後にした。
──購買部。
手を繋いだまま、フロイド先輩はドアを蹴り開ける。サムさんがびっくりしてたけど、フロイド先輩に気付くとため息をついた。
「小鬼ちゃん、ドアは手で開けるものだよ」
「知らね」
常習犯なんだね。いーけないんだいけないんだ、とからかえば、フロイド先輩は僕を見下ろして口角を上げる。鋭い歯が覗いて背筋が冷えた。
また噛まれたくないから、大人しくしておこう。
それはそうと、フロイド先輩に付き合えって言われたから、購買部に来てるけど。僕の用事もついでに済ませていいかな。
「トビウオちゃん、ワイシャツのサイズは？」
「はい？」
「サイズ。早く」
急かされるままにサイズを言う。頷いたフロイド先輩はサムさんに僕のサイズのワイシャツを出すように言った。
え！？どうして！？
「ミントキャンディも。あと、これある？」
「IN STOCK NOW！珍しいものをお求めだね」
「これないと噛み痕も残せねーの。すげー面倒でしょ」
スマホを見せてサムさんと話し込むフロイド先輩。置いてけぼりの僕は呆然とするばかりだった。
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怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございますー！この3章でぐぐっとレオナさんとの距離が縮まることでしょう、きっと。バトルはお楽しみに！なるべくかっこよくします！ (2020年12月11日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 意外とレオナさん狂信者くんのこと気に入ってて読んでいてにやにやが止まりませんでした。リーチ兄弟と狂信者くんのバトルも気になる…っ！不干渉薬をどうクリアするんだろうか…続きを楽しみにしてます！ひそやかに応援してます。 (2020年12月9日 19時) (レス) id: 2eef4b8e10 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - MAERさん» ありがとうございま〜す！狂信者は何をやらせても楽しいですね……更新頑張ります！ (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございます！絶対言わせるぞという強い意志を持っていたので言ってもらっちゃいました〜！エンティティさまバンザイ！求愛ネタも書きたかったので……喜んでもらえて良かったです！もち。さんもご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 続編おめです！夢主の性格どちゃくそすこ、、、((やっぱり狂信者は最高ですね、、！ これからも頑張って下さい、！応援してます！ (2020年10月10日 19時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年10月10日 1時
