検索窓
今日:12 hit、昨日:47 hit、合計:362,255 hit

*** ページ5

電話を終えたラギー・ブッチはため息をつく。そして、俺たちを抱っこすると、歩き始めた。
いくら、幼児化しているとはいえ。四人全員を抱っこするその腕力には感心するな。この細腕にどうしてそんな力があるのか、不思議だ。


「どこへいくんですか?」

「レオナさんのところ。オレと一緒に怒られてもらうッスよ」

「おやおや。ぼくたちはまきこまれたがわなのですが」

「おれら、な〜んにもわるくねーのに」


大人しく腕に収まっている三人はぶーぶーと文句を言う。俺も文句くらい言ってやろうかと思って口を開くも、何もでてこない。いや、勝手に幼児にさせられたのは怒ってるんだけど。そもそも、ラギー・ブッチは実行犯で、計画したやつを怒らないと意味がない。

それに、この計画を企てたやつは予想がついてるし。レオナ・キングスカラーしかいないだろう。ラギー・ブッチを使ってこんなことをするなんて、余程死にたいと思われる。ご希望に応えてやらないとな。


「A・マクミラン、幼児なのにそんな極悪顔できるんスね」

「そんなかおはしていないだろ」

「いや、してたッスよ」


呆れたように俺を見下ろすラギー・ブッチ。お前の寮長のせいだ、と心の中で文句を言った。
伝わるわけがないけど、口に出すのも億劫だ。

アズールが俺の手を取って遊び始める。手を合わせて大きさを比べたり、指を絡ませたり。嫌じゃないから、そのままにした。


「つかさー、なんでこんなめんどうなことしてんの?」

「秘密ッス」

「ひがいしゃにはせいしんせいい、せつめいするべきだとおもいますが」


ぐ、と言葉に詰まるラギー・ブッチ。そんなふうになるなら、やらなければいいんだ。なんて、もう遅いけど。

***→←番外編【幼児化した4人】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (309 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2222人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , 男主 , NOT監督生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - リザさん» ありがとうございます!!気をつけますね! (2020年7月10日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Rioさん» 良かったです!!私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました!更新頑張ります! (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ンンン!とてつもなく良かったです!!マジで!リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます!もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください! (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました!気に入っていただけて良かったです!テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります! (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年6月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。