安心できる隣と周囲の目 ページ41
朝早くから訪問してきたデュースに監督生たちを任せ、寮を出る。
メインストリートを歩いていると、少しざわめいた。一年経った今でも、俺を好奇の目で見てくるやつら。噂を聞いた新入生の目もあるから、気分が悪くなる。
ただ、睨みつけるのもどうかと思い、小さくため息をついた。
「A、おはようございます」
「アズール、おはよう」
そんなときにいつも来てくれるのがアズールで。たまに、こいつはエスパーなんじゃないかと思う。
俺を気遣うように見て、アズールは周囲を睨んだ。すっと視線を逸らした周りのやつらは、何事もなかったように歩いて行く。
「あなた、周りを気にしすぎなんです。また知恵熱を出しますよ」
「そのときはアズールが看病してくれるだろ」
「そ、うですけど」
照れたように眼鏡をあげるアズールが面白くて笑った。ブツブツ言いながら、アズールは視線を逸らす。
咳払いをしたアズール。そして口を開こうとした瞬間、後ろから優しく抱きしめられる。
「シャーチちゃん。おはよぉ」
「おはよう、フロイド」
「今日の力加減、バッチリじゃない？」
オレ、てんさーい、と自画自賛するフロイド。アズールに目を向けると、口が開いたままだった。自分の口を指さし指摘すると、慌てて閉じる。
いつの間にかジェイドも隣に並んで、歩いていた。挨拶を交わして、フロイドに歩きづらいと文句を言う。知らなーい、とフロイドは楽しそうに笑った。
「見ろ、番犬が揃った」
「いいか。死にたくなければ、関わるな」
「ジェイド・リーチに」
「フロイド・リーチに」
「アズール・アーシェングロットに」
「目をつけられたくなければ」
「A・マクミランには関わるな」
「番犬だってさ〜」
「そんな可愛いものに例えられては困ります」
「ええ、全くです」
「何言ってんだ、おまえら」
3人揃って首を振る。こういうときの息はぴったりだな。
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白鳥 - ヤヴァイ夢主がハイキューの国見にしか見えないwwwwあっえーとこのシリーズとっっっっても面白くて毎回楽しく読んでます！これからも更新頑張ってください! (2022年4月2日 20時) (
レス) @page1 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - (名前)太中大好き人間さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月4日 12時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)太中大好き人間(プロフ) - タバコで魔力という柔軟な想像力が凄いです！これからも頑張ってください！ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 5bc9e3e078 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - きせるさん» ありがとうございます、嬉しいです！続編でもどうぞご贔屓ください！ (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
きせる - とても面白いし、夢主の性格とか凄く好きです！続編も楽しみにしてます(*^▽^*) (2020年6月4日 13時) (レス) id: 36960cc352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月2日 0時
