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ym side







久しぶりの海にテンションが上がって遊びまくっていると、突如空を覆い尽くした雨雲。


時計を見ると既にお昼を回っていて、時の流れの速さに驚く。






大「食べながら止むの待とっか。」


山「うん、そうだね!!」






俺らは大雨になる前にと思い、少し早足で海沿いの通りを目指した。






大「今日晴れ予報だったのにな…。」


山「うん…。まぁでもこんな日もあるよ。」


大「なんかごめんな?」


山「んーん、大ちゃんのせいじゃないし。」






歩きながら少し落ち込んだ様子の大ちゃん。


俺は大ちゃんとデートに行けるだけで嬉しいから気にしなくていいのに…。






大「うわ、雨酷くなってきたじゃん。」


山「俺ら傘持ってないし……。早く行こ!!」


大「え……やまだっ!!!!」






ドンッ









山「ぇ………?だい……ちゃん………?」






俺が大ちゃんの手を掴んだ瞬間、身体に衝撃が走った。






次に起き上がった時には、真っ赤になった道路と倒れた恋人。


その横には無惨に壊れた車が1台あるだけだった。






山「大ちゃん…!?大ちゃんッ……ねぇ起きて!!」









その後どうしたかなんて覚えていない。


気がつけば真っ白なベッドで眠る大ちゃんの手を握っていた。

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2020年5月4日 20時

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