薔薇の王子

＊ ページ27

光「んー、今日は3時間ぐらいで許してあげる」







え……3時間………？


長い……無理だよ………。







光「ここにカッター置いとくけど我慢してね？躾だから耐えられるようにしないとね」






そう言って光さんは部屋を出て行った。






山「光…さｯ…………」






光さんが同じ空間にいないって言うだけで不安になるし切りたくなる。


目の前にカッターがあるのに届かない今の状況は俺にとっては苦痛でしかなくて目からは生理的な涙が溢れ出る。






山「あぁｯ……!!やぁｯ……はぁぁぁぁｯ……!!!!」






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hk side






部屋を出ていき隣のモニタールームに入る。


そこには数台のコンピュータがあり、それは全て山田のいる躾部屋のカメラからの映像だ。


ひたすらカッターを見つめて辛そう。


相当切りたいんだろうなぁ……。


絶対許さないけど。






山『あぁｯ……!!やぁｯ……はぁぁぁぁｯ……!!!!』






山田の声と玩具の振動音だけが部屋に響き渡る。


あと2時間………。


楽しくなりそうだ。





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ym side






もう何時間経ったのかも分からない。


ただただ脳が溶かされて思考がどんどん奪われていくだけ。






山「やぁぁｯ………!!はぁｯ……ふぁｯ……ひぅｯ!!」

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