薔薇の王子

＊ ページ28

もうとっくに目の前のカッターの存在など忘れていて、ただただ首を振って迫り来る快感を逃がすことしかできない。







山「ひかｯ……ひかぁｯ……!!」






呼び方がいつの間にか『ひか』に変わっていることにも気づかず必死に光さんを呼ぶ。


でも一向に光さんが戻ってくる気配はない。


3時間ってこんなに長かったっけ……？






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hk side






山田はきつくなると俺のことを『ひか』と呼ぶようになる。


それはそれは可愛くて仕方がない。





山『ひかｯ……ひかぁｯ……!!』





まだ1時間半しか経ってないのにひか呼び始まっちゃったかぁ………。


あと半分耐えられんのかな？






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ym side






山「あぁｯ……!!もｯ……いくぅｯ………〜〜〜〜ｯんぁぁｯ……!!やらｯ……止まってよぉｯ……いってるからぁｯ………」






欲を吐き出している最中なのにもかかわらず、無機質な機械は止まることを知らない。


その絶頂を機にどんどん感度が上がっていき、そのあとも何回も絶頂を迎えた。


早く……光さん早く来て………。


意識が朦朧とする中扉が開く音がして、ナカの振動が止まった。






山「ひかぁｯ……」


光「うわぁ……ぐっちょぐちょじゃん……そんなにこのｵﾓﾁｬ気に入った？？」


山「ちがｯ………」


光「何が違うんだか……」


山「ひかがいなくて寂しかったのｯ……こあかったぁぁぁｯ……ふぇｯ…………」


光「何泣いてんの？躾はまだ終わってないよ？」


山「え…………？」

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