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(噂ではあるもののヤツは手段を選ばない。A隙を見てそこから出る方法を探しなさい。)
(、、、でも体は動かないし、私が居なくても外には何の影響もない。それに私、長くないんです。)
あぁ、知っているよ。と楼が言った。それには驚き楼を見た。
(過去に起きたことは君が私に触ってくれたから知っているよ。それには術が無いわけではないだろう。ヨルの話は気になるが木の葉でヒルゼンが居ない今、次の火影はアイツだろうからそこは心配いらない。)
(、、、。)
一体誰の事だろう。とAは聞いていた。
(君は外には何の影響も無いと言ったね。本当にそう思うのかい?君の周りには何も無かった訳じゃないだろう?)
楼の言葉を聞いてAは目を閉じて思い浮かべた。
始めて会い最初から優しくしてくれたカカシさんやヒルゼンさん。
それに奈良家のシカクさんにヨシノさんとシカマル。
いつも私の側にいてくれる空。
明るく元気をくれたガイさんや麗華さん、アスマさん紅さん。
私の事を影から支えてくれたテンゾウさん。
会ったら笑いかけてくれるナルトくんやサクラちゃん、サスケくん。
ここに来て沢山の人に触れた温かさを思い出し涙が出てきた。
(君の周りには沢山の人がいただろう。)
(、、、はい。)
(君がそこまで自分の存在を否定するのは過去があるからだけど、ここに来て君に助けられた私や周りも否定される事になる。)
(っ!そんなつもりは!、、、それに私はそうしようと思ってやった訳じゃなくて)
Aは言葉につまり下を向いた。
(、、、たとえ君がそうでも、ほんのわずかな言葉や掌が誰かを救う事もあるんだよ。だから君には自信を持って欲しい。君に救われた人がいるという事を分かってほしい。それに、君の周りの者達は君のその行動を望んでいるかい?少なくともわたしは君には生きていて欲しい。)
(、、、楼。)
(空の名前をあげたのは君だろう。でも君だって自由だ。前に言ってただろう?君は何処にだっていける。)
涙が止まらなかった。楼の言葉が温かく自分の中で徐々に膨らんでくる感覚。
(ありがとう、ござい、ます。)
(さぁ、待っている人のところへ。)
今度はなんだか寂しくなかった。
また会えそうな気がして。
Aは、強くうなづいて楼に強く抱きついて別れた。
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アイ(プロフ) - アボガドさん» ボードに書いていいですか?? (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» おもしろそーですね、ナルトの妹、ifとかシンプルでいいんじゃないですか?笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 作品のタイトルで、もしもナルトに妹がいたらどんなタイトルがよろしいですか? (2020年11月24日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 雪華さん» とても嬉しいのですが、自分に掛け持ちできる能力はないので、すみません。。。誘っていただきありがとうございます! (2019年4月27日 15時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あの、良かったら私と一緒にnaruto恋愛長編合作しませんか?逆ハーとデイダラ落ちで。 (2019年4月27日 11時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年4月18日 12時