95 ページ45
三代目火影が亡くなり里は大分修復してきた頃、カカシは任務やサスケの就業に付き合ったりをしていて忙しくしていた。
Aとはゆっくりした時間を過ごしておらず、カカシはAを気にかけていたが体の調子が悪いことが続いていた。
「A?大丈夫?俺これから任務あるからまたテンゾウを置いとくよ。」
「大丈夫ですよ。ちょっと、体調が悪いだけです。」
テンゾウも呼ばなくていいと前に言ったが自分がいない時に何かあったら嫌だからと完全拒否された。
「じゃあ、ゆっくり休んでね。」
「気をつけて。いってらっしゃい。」
行ってきますといい、カカシは出て行った。
しばらくするとやつれたテンゾウを見るのは慣れたものだ。
「ごはん食べました?」
「あ、いや、それがまだなんだ。」
じゃあ用意しますね。と立ち上がろうとするとフラついた。
すかさずテンゾウが手を差し伸べてくれたため床に衝突せずにすんだ。
「す、すみません。」
「具合、悪いんだろう?勝手にするから気にせず寝てなさい。」
そう言うわけにはいかない。と思い次はちゃんと立ち上がれた。
「最近、何かしてる?前より顔色が良くないよ。初めて君を見た時みたいだ。」
「、、、それはカカシさんからですか?」
「あー、、、まぁね。先輩は凄く心配していたよ。」
カカシにはまだ残された時間のことは話していない。それは三代目火影だけが知っていた。
「、、、何も、自分が出来ることは限られているので。出来ることをしているだけですよ。」
「無理、しないでね。なんだか今の君は生き急いでいるみたいだ。」
実はチャクラを渡せる増減を密かにAは空に手伝ってもらい練習していた。
無理。無理とは誰が決めてくれるのだろう。自分の力加減が理解出来ていないから今この状態になっていて。
でもそれを心配されるなら今以上はダメという事。
生き急いでいるというのは何だかんだしっくりくる。
生きて自分の体が動いているのならこの里の力になりたい。ヒルゼンさんが命をかけて守ったこと里を。
今のAにはこればかりが頭にあった。
105人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ(プロフ) - アボガドさん» ボードに書いていいですか?? (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» おもしろそーですね、ナルトの妹、ifとかシンプルでいいんじゃないですか?笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 作品のタイトルで、もしもナルトに妹がいたらどんなタイトルがよろしいですか? (2020年11月24日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 雪華さん» とても嬉しいのですが、自分に掛け持ちできる能力はないので、すみません。。。誘っていただきありがとうございます! (2019年4月27日 15時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あの、良かったら私と一緒にnaruto恋愛長編合作しませんか?逆ハーとデイダラ落ちで。 (2019年4月27日 11時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アボガド | 作成日時:2019年4月18日 12時