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サスケが帰ってからもAは床に座りながら、まだ思い悩んでいた。
「、、、アイツは実の兄に、親も一族全員殺された。」
「っ!、、、復讐は、その兄を殺すことですか?」
あぁ。とカカシは返事をして隣に座った。
「、、、Aは復讐とか考えなかったの?」
「わ、私にはそんな力なかったし弱かったので。」
「今は?今は俺もいて空もいるじゃない。」
「空をそういう風に使おうなんて思っていません。復讐してもそこには何も残らない。まぁ、元々何もないですけどね。」
まるで復讐した事があるように言うね。と言われて、違います!想像してみただけです!と言うと、わかってるよ。と頭を撫でられた。
「正解だよ。復讐した後は何も残らない。した奴らの最後なんてろくなもんじゃない。」
「、、、。」
何かを思いながら話すカカシの肩にAは頭を預けるようにして、サスケくんも早く気づいて欲しいですね。と伝えたら、そう願っているよ。と返ってきた。
そして、本戦の日。
修行も大変なのか、ここ3日ほどカカシとは会っておらず、また奈良家に世話になっていた。
そこにアスマと紅が来て一般の人も観れるからというので誘われたが大蛇丸がどこにいるかも分からないのに出歩くのはダメだと思い理由は言わずに断った。
しかし、自分達がいるからと割と無理やり的に本戦の会場に一緒に見に行く事になった。
「カカシと会ってないんだろう?」
「はい、修行が大変らしくて。」
「カカシも相当会いたかったのね。」
紅が言ったことの意味はよくわからなく、首を傾げているAに、アスマがカカシに連れてきてと頼まれたことを明かす。
「私も会いたかったのでカカシさんが来てくれるなら良かったです。」
「「、、、。」」
そう伝えたAに紅とアスマが固まった。
そんな2人にAがどうしたのかと聞くが、これから教え子の試験があるので色々と気になるが聞くのをやめた。
「な、なんでもないわ。Aは素直ね。」
「あ、あぁ!素直が1番だよな!」
とアスマはAの頭を撫でた。
そして会場に着き、教え子の成長を一緒に見る。
「あ、ナルトくんだ。」
「カカシのとこのか。」
「運が悪かったわね。日向ネジと当たるなんて。」
そんなに凄い子なのだろうか。凄さがわからないAは、とりあえず初めてみる忍の戦いがどんなものなのかしっかり見ようと思った。
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アイ(プロフ) - アボガドさん» ボードに書いていいですか?? (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» おもしろそーですね、ナルトの妹、ifとかシンプルでいいんじゃないですか?笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 作品のタイトルで、もしもナルトに妹がいたらどんなタイトルがよろしいですか? (2020年11月24日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 雪華さん» とても嬉しいのですが、自分に掛け持ちできる能力はないので、すみません。。。誘っていただきありがとうございます! (2019年4月27日 15時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あの、良かったら私と一緒にnaruto恋愛長編合作しませんか?逆ハーとデイダラ落ちで。 (2019年4月27日 11時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年4月18日 12時