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「その力を調べ使おうと考えておるようじゃ。」
「?私は別に構いませんよ。」
「そういうと思っておった。」
ため息混じりに火影は言った。
Aは疑問でしかなかった。
自分も知らない力が里のためとなるなら、一向に構わない。
ここに来て本当に幸せをたくさん貰った。
自分には恩しかないのだから。とAは思った。
「そこへ行けば戻ってくる事は困難であろう。そして、何よりお主は力を使えば毎度体力を奪われ目が見えないなどの支障をきたしている。行かせるわけには行かん。」
「、、、。」
戻れないという事は今の生活、カカシさんといられないという事。
昨日離れるのは怖いと言った
でも、その理由が彼のためならこの里のためならきっと大丈夫。
自分の中で大きくなってきたカカシの存在に気づいていたが蓋をしていた。
いつ自分の世界に戻るかわからない。
そして死ぬかもわからない自分がそんな思いを抱いてはいられないからだ。
我ながら矛盾は多いが、この想いを無くすなら早い方がいい。
「それでも、私に居場所をくれたヒルゼンさんやカカシさんがいるこの里ための力になれるのなら、構いません。」
「、、、Aよ。そんなに自分を粗末に扱うものではない。お主はここに来て力になってくれておる。シカクのヤツもとても有り難いと言っておった。」
「シカクさんが、、、。」
火影が優しく話し始めた。
「鹿達の世話、餌運びも重いが一生懸命だとな。それに薬も何も知らないが覚えようと休憩の時まで本を読んでいると聞いておる。」
「、、、自分に出来る事をしているだけです。」
「他にもおるぞカカシじゃ。あやつは幼い時に親を亡くした。そして戦争で師や友もな。」
カカシの過去を始めて聞いたAは目を見開いた。
彼の過去を知りたいとは思った。
やはり忍びの世界は厳しく自分の想像など簡単に超えてしまう。
そして、知りたいとは思ったが本人から聞いていない今は少し複雑で戸惑っていた。
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アイ(プロフ) - アボガドさん» ボードに書いていいですか?? (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» おもしろそーですね、ナルトの妹、ifとかシンプルでいいんじゃないですか?笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 作品のタイトルで、もしもナルトに妹がいたらどんなタイトルがよろしいですか? (2020年11月24日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 雪華さん» とても嬉しいのですが、自分に掛け持ちできる能力はないので、すみません。。。誘っていただきありがとうございます! (2019年4月27日 15時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あの、良かったら私と一緒にnaruto恋愛長編合作しませんか?逆ハーとデイダラ落ちで。 (2019年4月27日 11時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年4月18日 12時