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...

Aはカタンッという音で目が覚めた。
まだ薄暗く夜中のようだ。
隣を見ると寝ているはずのカカシがいない。
Aはベッドから出て音のする方に向かった。

すると、そこには玄関で靴を脱いでいたカカシがいた。
カカシの体には所々血の跡があり、少し疲れているようだった。

「か、カカシさん?だい、っ!」
大丈夫かと尋ねようとするとカカシに腕を引かれ抱きしめられた。

「、、、。」
「カカシさん?、、、怪我してませんか?」
そういうと頷き、ごめん。こんな格好で抱きついて。と言われた。

「大丈夫ですよ。」
怖いかもしれないけど、もう少しこのままでいさせてくれと言われ血と泥の匂いがするカカシにAは迷わず抱きしめ返した。

任務だったのは分かる。
しかし、これはきっと軽くない任務。

、、、怖くないのは私が生きたいと思っていないからだ。

そうしてしばらく2人は抱きしめ合い、カカシの冷たい体は徐々に暖かくなってきた。

「、、、シャワーしてくるよ。」
「はい。」
「ごめん、Aも着替えてね。」
はい。と返事をしたのを確認にして、カカシはシャワーを浴びに向かった。
その間にAは着替えをすまし、少し汚れた玄関などを片付ける。

「、、、片付けありがとう。」
「いえ、カカシさん。」
「ん?」
座っていた私にカカシはしゃがみながらお礼を言ってきた。
カカシさんの顔を覗き見るが、まだ大丈夫そうではない。傷付いてる顔をしている。
任務の内容は聞けない。知りはしたいが。
今自分ができるのはこの人の側にいる事だ。
そう思い、そっとAはカカシに抱きついた。

「ほんと、Aには敵わないな。」
「え?」
「すごくホッとする。」
ありがとうと言われて良かったと思った。
貴方が落ち着くなら何だってするし、力だって渡すのに。
そろそろベッドに戻ろうと2人で布団を被った。

「A、もう少しこっちきて。」
「、、、はい。」
そろそろとカカシの腕の中に入った。
シャワーをしたから体は暖かさを戻していて、Aは安心した。

「心配かけてごめんね。」
「いえ、でも無理、しないで下さいね。」
Aに言われるとはなぁ。なんてカカシは少し笑った。
それを見てホッとしたAに睡魔が襲い眠りについた。

「君がいてくれて助かるよ。ありがとうA」
そう言いながらカカシはAのおでこに唇を寄せ眠りについた。

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設定タグ:naruto , はたけカカシ   
作品ジャンル:アニメ
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アイ(プロフ) - アボガドさん» ボードに書いていいですか?? (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» おもしろそーですね、ナルトの妹、ifとかシンプルでいいんじゃないですか?笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 作品のタイトルで、もしもナルトに妹がいたらどんなタイトルがよろしいですか? (2020年11月24日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 雪華さん» とても嬉しいのですが、自分に掛け持ちできる能力はないので、すみません。。。誘っていただきありがとうございます! (2019年4月27日 15時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あの、良かったら私と一緒にnaruto恋愛長編合作しませんか?逆ハーとデイダラ落ちで。 (2019年4月27日 11時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アボガド | 作成日時:2019年4月18日 12時

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