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「じゃ、行ってくるよ。」
「はい、お気をつけて。」
それから奈良家についてカカシは任務へ向かった。
Aは以前と同じように鹿達の世話をしていが、急にシカクさんに声をかけられた。
「A、ちょっといいか?」
「はい。」
そうしてシカクさんに付いていくと作業場みたいなところについた。
「鹿の角は薬になると話をしたな?」
「はい。」
「今日はその薬を作る手伝いだ。」
、、、え。私にそんな薬剤師的な事を!?と思いシカクを見たが、大丈夫。シカマルも手伝ってくれている事をしてもらうだけだと言う。子供のシカマルくんが出来るならわたしにもできるだろうか。と思っていた。
...
「、、、。」
「おい、Aそーじゃねぇ。」
「すみません。」
もはや先生はシカマルくんだ。完璧にシカクさんに騙された。彼は凄く頭がいいみたいだった。
「まぁ、初めてだしな。この本貸してやるから見とけよ。」
「ありがとうございます。」
もうすっかり敬語になってしまったA。
それに対してクスクスとシカマルは笑った。
「シカマルくんも忍者を目指すのですか?」
「俺はもう忍者なんだよ。めんどくせーけどな。」
「そう、ですか。」
こんな小さい子でも忍者だという。
私のところなんかよりも厳しい世の中だ。
自分はまたちっぽけなものだなと思った。
「任務とかもありますか?」
「午後からある。」
「偉いですね。」
子供扱いすんじゃねぇよ、めんどくせー。と言われたが、全然そんなつもりは無く。午後からは本を見て頑張るしかないのかと少し不安になる。
それに気づいたシカマルが
「午後からは親父が見てくれるだろうよ」
「あ、わかりましたか?」
「そー不安そうな顔してりゃーな。てか、その敬語やめてくんねぇか?気持ち悪りぃ。」
「わ、わかった。」
この歳で人な事をよく見ている。
いや、自分がわかりやすかったのか。どっちなんだろうかと思いながら作業をした。
しばらくしてヨシノさんがお昼だよーと呼びにきた。
「、、、行かねぇのか?」
「うん。弁当があるから。」
そうか。いつでも食べに来ていいんだぜ。とシカマルはいいながら去っていった。
ここの家族の暖かさにどこか自分が居ていいのかと思い避入れずにいた。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時