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「はっ!そーだった!!」
「あ、お皿はそのままで大丈夫ですよ。お気をつけて。」
「Aさん!!君はなんて優しいんだ!!このマイト・ガイ!貴方のために500周頑張ります!!」
「いや、自分のためでしょ。そこは。」
では!行ってきます!と言ってバタバタと音を立てながら出て行った。
「げ、元気な方でしたね。」
「ね、会わない方が良いって言ってたでしょ?」
溜息をつくカカシだったが、ガイといる時のカカシは普段と違ったカカシを見れるな。とAは思った。
「昔から、あんな感じ。身体とかは努力してるけど頭は成長しないのかね。」
、、、ただカカシさんの毛嫌いが凄い。
「ごめんね、うるさくて。」
「いえ、たくさん元気を貰った気がします!」
あれは元気を吸い取るんだよなんてカカシが言うので笑ってしまった。
「でも、カカシさんに近い人に会えて、いつもと違うカカシさんを知れて私は嬉しかったです。」
出たよ。不意打ち。しかも無意識だから照れずに言い切ってしまう凄さ。ガイで疲れた後のこれは、もう拝むレベルかもしれない。
そう言って満足したのか食べ終わった皿をキッチンに運び洗い始めるAにこっそり手を合わせておいたのは秘密だ。
...
「午後はお休みですか?」
「いや、一応待機という形だよ。」
いつでも任務ができるようにという事かな。と、Aはまだここの仕組みがよくわかっていない。
それにカカシさんの事も。
ふと、Aはカカシを見た。
同期のガイに会い、昔からという言葉を聞いて、この人の昔はどんなのだったんだろう。と思った。
いつも閉じられいるところしか見たことのない左眼は今はもう開かないのかな。
でも、ベッドの近くにある写真立てに写っている子供の頃は左眼が開いている。
気づけば里の事からカカシの事を考えてしまっていて。自分がこの人の事を知りたいと思うのは図々しいのではないかなど考えを巡らせていた。
「、、、?どうしたの?」
「あ、、、えっと。」
まただ。何か話そうとしてやめる。俺はそれが気になって聞くけど、困ったように伏せてしまう。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時