why (ページ4) - 小説/夢小説

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「だが、悪いがAよ。おぬしの事を信用は出来ない。わしは火影じゃからな。」
「、、、はい。」

Aは最もだと思った。その前に私が休める場所を探すと言われただけでも驚きだ。休めるなんて、そんな客人扱いされるとも思わなかった。

「そのため、お主には監視をつける。」
「はい。」
「それはカカシ、お前だ。」
「え。わ、私ですか？」

監視をつける。あたりから怪しいとは思ったんだ。たしかに自分が持って帰った問題。自分が責任を取るのが普通だが、自分は男で彼女は女だ。

「今、お主は上忍師もしておらんしのぉ。大丈夫じゃ！カカシが任務をしている時は他の者を当てよう！！」

急にお茶目に大丈夫じゃ！とか言われても困る。火影様は時々こういう軽はずみな考えをしてしまうから頭が上がらない。さすが火影だ。
しかも上忍師をしない事を根に持っているとカカシは頭を抱えそうになり、１つの希望としてAに尋ねた。

「Aはそれでもいいの？」
「？私には選ぶ事が出来ないので。それに、私は今頼れるのはここのお2人しかいません。色々悩ませてしまってすみません。でも火影様、誓ってここに危害を加えようと思っていませんが、私は鍵のついた部屋に隔離してもらってもかまいませんよ。」

Aは自分から牢屋に入っていいというのだ。しかし、忍び並みのチャクラを感じられず見たところ一般人。そんな彼女を牢屋には入れられない。カカシは小さく溜息をつき自分のところへ来るようにAに伝えた。

「いいんですか？」
「ま、俺の責任だしね。なんとかなるでしょ。」
「すみません。」
「、、、さっきから気になってるんだけど、こういう時は謝るんじゃなくてお礼の方が嬉しいな。」
カカシはにっこりと笑い言った。

「！、、、え、あ、ありがとう、ございます。」
「Aよ。お主は頼るのが人より下手なようじゃな。しかしいつでもこのわしを頼りなさい。」
「はい、すみ、あっ、、、ありがとうございます、火影様。」
「もちろん俺にもね。」
そう言ってカカシは頭を撫でた。
なぜ、こんな見ず知らずの自分に優しくしてくれるのだろう。
そしてこの温かさにAは泣きそうになるのを何とか耐えお辞儀をした。