why (ページ3) - 小説/夢小説

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「い、今！人が建物から飛び降りました！！」
「「ん？」」
「あそこの高い建物です！はたけさんと同じ緑のベストを着ていて多分男性だと思うんですけど！」
Aは焦りながらとりあえず特徴などを伝えた。

「A、落ち着いて。このベストなら同じ忍びだから大丈夫だよ。」
「し、のび、、、！？」
カカシは忍びを知らないの？と聞くと昔いたとAは言う。昔いたと言う事はAの世界には存在しないのか？と更に疑問が増えた。

「、、、カカシよ分身の術をしてくれるかの？」
すると黙っていた火影がカカシにそう頼んだ。
はい、と言いながら印を組み、ぼんっと音を立ててもう1人のカカシが現れた。
すると、またAは固まった。最早瞬きもしない。

「ど、どうやってるんですか？？本物？実態しているの？触っていいですか？」
と、これまた動揺している。
カカシはいいよと言いながら手を出して触らせる。

「チャクラはの、簡潔に伝えると、わしら忍びが術を使う際に必要なエネルギーじゃ。」
「術、ですか。術は他に何があるんですか？」
「んー、火や水、土などを使って敵を倒したりするんだ。」
カカシも説明に加わり、何も知らない様子のAに分かりやすいように言葉を選ぶ。しかし、疑問が増えるばかりだ。

「敵を倒すほどの攻撃力、、、私のいたところで忍びが昔いたと言いましたが、こういう分身とか火や水を操ることは出来なかったと思います。もし出来ていたら、きっと戦争で使われ、全く違う世界になっていたと思います。」
「ふむ、、、今までの事をふまえ、Aよ。おぬしは全く別の世界から来たように思うのぉ。」
火影の言葉にカカシもAも同意見だった。

「問題はこれからどうするかだの。こんな事は前代未聞じゃ。」
「すみません。」
申し訳なさそうに謝るA。

「ん？なーに、お前さんが悪いわけではない。謝らずとも良い。わしもおぬしが元の世界に戻れるよう調べてみよう。」
「、、、時空間忍術ということでしょうか。」
「その可能性もあるが、時空間忍術に長けていたおぬしの師、ミナトからは聞いた事がない。」
「そう、ですね。」
手探りで見えないものを探すような問題に頭を悩ませる。そして答えがあるかもわからない。

「こうしていても仕方がない。いつ帰れるかもわからんのじゃ。今日はどこかAが休める場所を探そう。」
今日はこれ以上話しても解決しないと踏んだ火影が話を変えた。