Hypnotized ページ33
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昼食をすませてA達は談話室に集まっていたが、そこには何とも言えない空気の悪さがあった。
ソファにAとジョージ、ローテーブルを挟んでハーマイオニーとフレッドとハリーとジニーが窮屈そうに座っている。
フレッドに今から何をされるか分からない不安よりも、ピリピリした雰囲気の方が気になってしまう。
眉間に皺を寄せて難しい顔のフレッドとハーマイオニー、自分と同じように状況を把握出来ずにいるハリーとジニーと目が合った。
｢医務室行く？｣
大広間で合流した時から、頭痛がすると隣でこめかみを押さえて小さく唸っているジョージに声をかけると首を振られる。
｢平気、そこまでじゃないし･･･だいぶマシになってきた｣
｢ならいいんだけど。ねぇ、あの2人は何をあんなに悩んでるの？｣
｢悩んでるように見えるか？｣
｢･･･睨み合ってるわ｣
｢だな。おい、今からAが魔法薬飲むんだからもっとマシな空気作ってくれよ｣
ジョージの言葉にAは目の前のローテーブルに置かれた魔法薬の入った3本の小瓶を見る。
呆れながらジョージが言うと、深呼吸をしてフレッドがハーマイオニーを肘で小突く。
ハーマイオニーは額を押さえながら深く息を吐いてから笑顔でAに向き合った。
最近のこの2人がよく分からないAは首をかしげてそれを見た後でフレッドに聞く。
｢私コレを飲むの？｣
｢そうだな、今から楽しい時間だ！｣
フレッドが明るい声でそう言うと、ずっと黙っていたハリーとジニーの顔にも笑みが浮かぶのをAは見た。
｢賭けに負けた罰ゲームだ｣
｢3つも飲まなきゃいけないの？｣
｢いいや、1つだけでいい。しかも選ぶことが出来る｣
｢優しいのね、中身は？｣
笑いながらAが聞くとフレッドの笑みは深くなり、隣のジョージは小さく吹き出した。
すでに用意された魔法薬が普通ではないことが想像できる。
｢これはポリジュース薬、中身はフィルチの髪の毛。こっちはベロベロ飴の原液。ハリーはどうなるか見たよな？｣
｢オススメできないよ、Aのあんな姿は見たくないな｣
｢最後は老け薬作ってる途中で偶然できた｣
｢･･･それって失敗作じゃないの？｣
Aが眉をひそめるとフレッドは大袈裟に目を開いて微笑む。
｢ちゃんと俺らで試したから失敗作は入ってないぜ？｣
｢何の薬かは教えてくれないのね？｣
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
