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その夜の談話室はどんちゃん騒ぎだ。
22時を過ぎたところでマクゴナガルが談話室に来たが、形だけの注意をして山盛りのお菓子を置いて行き、グリフィンドールに7年振りの優勝杯をもたらした選手達は騒ぎの中心で何度も胴上げをされていた。
｢A｣
時計の針が日付けの変わりを教える頃、ようやくAはフレッドの声を聞いた。
フレッドがソファに座れるようにハーマイオニーとロンは立ち上がり、また胴上げされているハリーの所へ向かう。
｢なかなか離してもらえなくて･･･｣
｢優勝おめでとう！｣
来るのが遅くなったのを謝ろうとしたフレッドの言葉を遮って、Aは両手でフレッドの顔を包むと勢いよく頬に唇を押し付けた。
｢本当に！本当にかっこよかったわ！｣
試合が終わった瞬間にAもピッチに駆け下りたが、ほとんどの生徒がなだれ込んでいたせいでフレッドには近づけなかった。
肩車されたフレッドがスタンドに近付いて行くのを見ていると、視界が広くなったお陰かようやく目が合ったのだ。
あの瞬間に向けられたガッツポーズと笑顔は、Aの胸を熱く締め付けた。
｢あなたが皆に胴上げされて、歓声の中にいて･･･上手に言えないけど嬉しくて感動したの｣
｢A･･･｣
｢かっこよかった。みんなに自慢したい、私の彼氏なのよって｣
上手い言葉が見つからなくて歯がゆい。
それでもフレッドには充分に伝わったようで、褒めてくれるAの言葉に目を細めて口元を緩ませている。
自然と顔が近づき、もう少しで鼻先が触れそうになったところで2つの影が襲ってきた。
｢そこー！イチャつかないでくださーい！｣
｢俺は？俺もかっこよかった!?｣
勢いよくやって来たアンジェリーナとジョージに、一瞬Aは驚いたがすぐに笑顔に変わる。
遠慮なくソファに詰めて座ってきた2人にフレッドは大袈裟に嫌がる素振りをしてみせたが本気では無い。
今日の喜びはみんなで祝う方が楽しい。
｢ジョージもアンジェリーナもとってもかっこよかった！｣
Aの笑顔に全員が嬉しそうに顔を綻ばせた。
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しらたまコ(プロフ) - さらさん» 面白いと褒めてもらえて嬉しいです!!数ある中から出会えてもらえて感謝です！応援のお言葉を糧に更新頑張ります!! (2022年1月24日 16時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 時計さん» 伝わります、ありがとうございます！死の秘宝まで続ける予定ですよ！フレジョ推しのはじめてだなんて嬉しすぎます、、。ヤバいです、本当にありがとうございます！ (2022年1月24日 16時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - おもしろすぎます！久しぶりにこんなに楽しい小説を見つけました。応援しています！そして楽しみにしています！！！ (2022年1月18日 20時) (レス) @page19 id: 339793d87a (このIDを非表示/違反報告)
時計 - ヤバイっす、、エグいっす、、、（語彙力）この小説って死の秘宝まで書くんですよね？めちゃ大変ですね、、。作者様のペースで頑張ってください、、！追伸この小説見始めてフレジョ推しになってしまいました。 (2022年1月14日 22時) (レス) @page17 id: 61f9818175 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - ホワイトチョコレートさん» コメントありがとうございます！だいたい週1ペースで更新してますので、これからもよろしくお願いいたします^^* (2022年1月10日 23時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年12月11日 23時
