作曲家を目指す幼なじみ【ツキウタ。】【うたプリ】

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夜、緊張してる。
かっこ良くなっても、そういう所は変わらないな。

注目されることや写真撮られることが、夜は昔から
苦手で、写真撮るときは良い笑顔をする。


陽は･･･キラキラしてる。というか、花ちらしてるな

それにしても、自由をこよなく愛する陽がアイドルか･･･。

以外だけど
今楽しそうにしてるし、よかった。





海「終わった終わった。ライト熱かった」

貴「お疲れ様です。文月さん」

海「おう！美咲、俺のことは、海でいいぞ」

貴「はい！じゃ、海さん」

夜「お疲れ様です、海さん」

海「おー、夜か。お疲れ様。
そっちも終わった」

夜「はい！俺は一番最初に入りましたし」

海「あー、そうか。
今日は準備終わった順から撮影に入ったんだったよな。となると、当然一番最初に始まって、一番最初に終わるよな」

夜「はい」

海「順調だったか？て、聞くまでもないか

お前のその真面目さというか誠実さを、一欠片でも陽が持ってればな」

夜「陽はここぞという時には決めます！」

海「あぁ。知ってる知ってる」

貴「でも、普段がね」

海「そうなんだよ！あいつは気分屋なんだよ」

貴「やる気がある時とない時の差が激しいんですよね」

海「あぁ。しかも、それを隠そうとしないもんだから
この間マネージャーが疲れた顔して、相談に来たんだよ」

夜「す、すいません！」

海「いや、攻めてるわけじゃなくてな。
マネージャーもどうにかして欲しいというか、愚痴を言いたかっただけっぽいから
これからも俺と夜と郁の3人で、フォローしていこうなって話し」

夜「はい！」

貴「私もなにかありましたら、フォローします」

海「おう！ありがとうな。

本来、そういうのは、あそこで謎のオーラを出しまくってるリーダーの役割なんだがな」

夜「アハハ」

貴「リーダー、霜月さんですよね」

夜「うん。」

海「アイドルしてるアイドルしてる。
隼のやつほど、顔面と雰囲気で得してるのを俺を知らないよ」

貴「意味深な笑みを持ってますね」

海「そう見えて、実は全然意味深でもないんだもんな。」

貴「へぇー」

海「アイドルか。」

海さんが、つぶやくように言った。

アイドル。今、ライトを浴びて、写真撮られる陽が、別の世界の人に見える。

海「あ、呼ばれてるな。行ってくる」

貴「頑張ってください」

海「おう！」

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