お尋ね者４-マルコ隊長は困ってる【ONE PIECE】

仕返しは倍返しが基本２ ページ20

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実はクルー達も、子供ではないAに対する扱いに少し困っていた。

宴の席でも、昔ならやっていた肩を組んだり頭を撫でたりなどボディータッチを遠慮して、Aと拳一つ分空けて接していたのだ。




ビスタ「確かに昔と比べると少し距離取ってる気もするな。」

ハルタ「へへ、僕らの妹は可愛いなぁ〜」




皆と対照的にマルコは頭を抱えて下を向いている。
その姿を見て色々と察したイゾウ




イゾウ「…A、マルコについて具体的には何だ。」

貴方「さっき、マルコを抱きしめたら避けられて、このままほっといたら昔みたいに接してくれなさそうだから、
この飲み対決でこれからの事をハッキリさせたい。」


「「「………」」」


「マルコォォォッ！絶対勝ちやがれ！！」

「負けたら許さねェぞ！！！」




マルコの勝利を圧倒的大多数が支援し、応援していたが
その声援がブーイング中心という、なんとも奇妙な空間が出来上がっていた。




＊



それから2時間後



マルコ「…よ…よぃ…((バタン」

貴方「あ、勝った。」


「「「………」」」




Aとマルコの隣には、常人では有り得ない程の量の酒が空けられた樽




サッチ「……血だ、血だな(真顔)」




凄まじい彼女の飲みっぷりに、皆の脳裏には「グララララ」と笑う1人の男の姿が浮かんでいた




貴方「じゃあ、マルコはいただく。」




Aは酔い潰れたマルコを姫抱きし、船内へ入っていった。




ハルタ「うわぁ…」

ジョズ「一番隊隊長の威厳が…」


サッチ「今回ばかりはマルコに同情するぜ。」

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